健康長寿社会の実現に向けた都市部における自助・互助・共助・公助の連携に関する研究

2015 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 15K01475
• Research Institution: Mejiro University
• Principal Investigator: 新井 武志 目白大学, 保健医療学部, 准教授 (70450559)
• Project Period (FY): 2015-04-01 – 2018-03-31
• Keywords: 介護予防 / 地域包括ケアシステム

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、地域在住高齢者を対象として、どのような介護予防に資する活動（「自助」、「互助」、「共助」、「公助」）に関わったのかと、その後の心身の状況の変化を継続的に調査することにより、どのような活動や連携が心身機能の維持・向上に貢献するのか調査している。平成27年度は初年度の調査年度に当たっており、現在東京都内の3自治体に協力をいただき、述べ約100名の地域在住高齢者の第一次調査を終えることができた。現在、それらのデータ入力を実施中であり、今後一次調査に参加した対象者の状態像が明らかにできると考えている。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初予定していた第一次調査が完了したが、調査の完了した時期が年度末に近かったため、データの入力や解析などの作業は遅れている。

Strategy for Future Research Activity

今後は、上記第一次調査の状況を踏まえ、調査協力いただけた対象者像を分析していく。また、新規の対象者を増やすことに加え、より多様な心身機能の対象者をリクルートできるように工夫していくことが課題と考えている。特に、介護保険の要支援高齢者について、協力が得られる事業者等を増やし、要支援者のデータも蓄積していきたい。そして、引き続きおよそ6カ月ごとに、対象者の心身機能について継続調査を実施し、どのような対象者の心身機能が維持・向上しているのかを明らかにしていく。

Causes of Carryover

平成27年度（初年度）は、データ処理等のために使用するパソコンやソフト、周辺機器について計上していたが、データ入力等の作業が遅れているためパソコン等の購入は次年次に繰り越すこととした。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成27年度（初年度）に予算計上していたパソコンやソフト等は平成28年度に購入する予定である。