2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K01478
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
稲葉 康子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (90515412)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 介護予防 / 地域在住高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,地域在住高齢者の介護予防に対する興味やニーズを調査した上で,体力やQOLとの関連を考慮し,高齢者自身が介護予防プログラムの開発に参加し,そのプログラムを実践しつつ地域での自助・共助活動を目指すことを全体の目的としている. 今年度は,第1次調査として,神奈川県A市およびB市在住の高齢者47名を対象に,介護予防に対する興味,ニーズ等のアンケート調査および体力測定を行った.具体的な調査内容は,アンケート調査において,主観的健康観,外出頻度,運動習慣,うつ,健康関連QOL,老研式活動能力指標,ソーシャルネットワーク,介護予防への関心,取り組みへの参加歴,プログラム作成への興味,参加意欲等であった.体力測定では,筋力(握力,膝伸展筋力),歩行速度(快適・最速),5回チェアスタンドテスト,Timed Up & Go テストであった. 現在,これらのデータの解析を継続しているが,身体機能と健康関連QOL,主観的健康観には有意な関連が認められることが明らかになった.また,介護予防への関心は多くの対象者が高い関心を示しており,現在その詳細についての分析を進めている. 平成28年度以降は,さらに対象者を増やし上記の調査を行い,今年度との結果を統合し,地域在住高齢者の身体機能とアンケート調査結果の分析を行い基礎調査とした上で,対象者の身体機能・心理的側面および介護予防に関する興味,関心について類型化する.同時に,アンケート調査から得られた介護予防に対するニーズを分析し,高齢者と共に作成する介護予防プログラムの原案を作成する計画である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年度に基礎調査を終了する予定であったが,基礎調査を実施する関係機関(自治体等)との調整により,平成27年度半ばからの基礎調査開始となり平成28年度にかけても基礎調査を実施することになったため,実施期間が延長した.
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度半ばまで基礎調査を実施し,その結果から高齢者共案型介護予防プログラムの原案を作成する.すでに,基礎調査およびその後のプログラム作成について関係機関との調整を進めている. 近日中に,今年度実施分の基礎調査の参加者募集を開始する.また,今年度半ば以降に,基礎調査の結果を踏まえた高齢者共案型介護予防プログラム作成のワーキンググループを立ち上げる予定である.
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Causes of Carryover |
平成27年度の基礎調査の実施が半年程後ろにずれ,平成28年度半ばまで継続となったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
基礎調査の実施および高齢者共案型プログラム作成に関する経費として使用する.
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