2017 Fiscal Year Annual Research Report
Instructing program for novice rowers using a retractile light oar
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15K01544
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| Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
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Principal Investigator |
川原 繁樹 石川工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (30195127)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩竹 淳 石川工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (10342487)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | ボート競技 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
ボート競技には、漕手数が1人の場合から複数人（最大8名）で実施される種目があるが、本研究では1人が1本のオールを持つスウィープ種目のナックルフォア艇を使用した。漕手4人それぞれの推進力は、座席が前後に動き、オールを使って脚力により艇を進める全身運動により生み出される。さらに規則上オールの長さや形状に関する制限がないことから、初心者向けの伸縮性軽量オールの改良を試みたが、木製オールの加工段階で強度不足による安全上の課題が大きいため、当初の実験計画を修正することとした。そこで伸縮性軽量オールの開発を主目的とした当初計画から、初心者のストローク動作時におけるオールと艇の接続部（リガー）にかかる力の変容と脚部にかかる足底圧変化を数値化することにより、初心者と経験者とのコーディネーション能力の相違点に着目し、一連のストローク動作の特性を実際の水上滑漕実験で明らかにすることとした。
まず水上での実滑漕時の初心者と経験者とのストローク動作におけるスキルの相違点を同時に測定するため、近年広く普及している高性能かつ安価なマイコンArduinoと歪センサ等による計測機器を用いて、水面からオールが受ける推進力の変容と踏み込み動作に掛かる圧力を同時記憶するシステムを構築した。
結果、初心者はオール捌きにおいて、スムーズなストローク動作に改善の余地があり、ドライブからフィニッシュに至る最終局面における足底圧の荷重時間は緩やかで変動が大きい傾向にある。一方、経験者のオール捌きには無駄な動作が少なく、測定圧の最大値も短時間で達するという相違点のあることが分かった。
なお、これらの研究成果は日本体育学会において発表予定である。
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