2017 Fiscal Year Annual Research Report
Sedentary Behavior in Older Adults: Prospectvie Associations with Health Outocome and Determinants
Project/Area Number |
15K01647
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
柴田 愛 筑波大学, 体育系, 准教授 (30454119)
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Project Period (FY) |
2015-03-01 – 2018-03-31
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Keywords | 座位行動 / 高齢者 / 健康アウトカム / 縦断研究 / 加速度計 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高齢者における長時間の座位行動 (座り過ぎ) の健康影響および決定要因を、縦断研究デザインを用いて明らかにすることである。最終年度である平成29年度はフォローアップ調査・測定を実施した。ベースライン調査・測定に参加した349名のうち、フォローアップ調査・測定に対する協力依頼の送付ついて許可を得ている338名に対して、フォローアップ調査・測定への参加依頼状、対象者への説明文書、同意書、希望会場調査用紙、返信用封筒を同封した封書を郵送した。参加に同意する者には、返信用封筒にて、同意書および希望会場調査用紙を返送するように依頼した。フォローアップ調査・測定の参加に同意した者138名に対して、それぞれから提出された希望会場調査用紙をもとに、最大限希望に沿うように調査・測定日時を決定し、質問紙とともに調査・測定の案内状(実施場所・時間、注意要項を含む)を郵送した。その後、該当自治体の数か所市民センター・運動施設にて調査・測定を実施した。主な調査・測定項目は、場面別座位行動時間(自記式質問紙)、客観的座位行動パターン(加速度計測定)、抑うつ(CES-D)、健康関連QOL(SF-8)、疼痛の程度(腰・膝)、体組成(生体インピーダンス法)上肢筋力(握力)、歩行能力(5m最大・通常歩行速度)、移動能力(Timed Up & Go)、静的バランス能力(開眼片脚立ち)認知機能(認知機能検査用紙)であった。今後は、ベースラインおよびフォローアップ調査・測定データを用いて、高齢者における長時間の座位行動 (座り過ぎ) の健康影響および決定要因を検討していく。
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