2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a complex exercise program for frail elderly people
Project/Area Number |
15K01671
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
宮崎 純弥 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (90336454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀江 淳 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (60461597)
安彦 鉄平 京都橘大学, 健康科学部, 専任講師 (80708131)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 虚弱高齢者 / 複合的トレーニング / 運動指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、共同研究者の堀江淳(京都橘大学)と安彦鉄平(京都橘大学)と進めている。昨年度と引き続き、共同研究施設として明石仁十病院(兵庫県明石市)とも一緒に研究を進めた。対象者は62名のデイサービスを利用している要介護レベルの高齢者であった。対象者には、一般的なトレーニング群と複合的トレーニング群に分け、各週2回20分間のトレーニングを12週間行った。一般的なトレーニング群は、ROM練習と筋力増強トレーニングを中心に行った。複合的トレーニング群は、エロンゲーションバンドを使用した背臥位と側臥位でのトレーニングを実施した。測定項目は、身長・体重・BMI、肩・股関節関節可動域、片足立ち保持時間、TUG、2Step test、脊柱アライメント、下肢筋力とした。結果は、一般的なトレーニング群と複合的トレーニング群ともに機能が改善を認めた。特に複合的トレーニング群においては、股関節伸展可動域が有意に改善し、また2Step testも有意に改善した。これらのことから、TUGも改善した。これは股関節伸展が容易におっこないるようになったことで、歩幅と歩行速度が改善したと考えらえた。また、複合的トレーニング群において、身長が有意に高くなっており、それを裏付けるように胸椎後彎角が減少していた。これは、複合的トレーニング群で、脊柱アライメントが改善したことを示すこと考えられた。これらの身体機能の改善が、今後要介護レベルに改善に寄与できるのかを検討する必要があると思われた。
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Research Products
(1 results)