2017 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of exercise activity of preschool children in reference to DLW-method and its application to the promotion program of exercise activity
Project/Area Number |
15K01672
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Research Institution | Kyoto Gakuen University |
Principal Investigator |
青木 好子 京都学園大学, 健康医療学部, 准教授 (20555669)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 幼児 / 保育プログラム / 身体活動量 / 体力 |
Outline of Annual Research Achievements |
DLW法との検証の結果、3軸加速度計の補正式算出した3軸加速度計の補正式を用い算出した活動量を用いて、以下の幼稚園において、保育プログラムの特徴との関連を調査した。S幼稚園(5歳児男児33名女児20名)は園に温水プールがあり、水遊びのプログラムが特徴的である。K幼稚園は体育教室を導入している幼稚園である。 S幼稚園では、プールでは活動量計の装着ができない。そのため、プールの活動量がカウントできたいため、平日プールの活動プログラムがある日には歩数、中高強度活動時間ともに休日を下回っていた。また男女差では男児が女児を有意に上回っていた。低強度の活動時間については休日に多い結果であった。男女とも25m走は、平日のより高強度な活動時間との間に関連が示された。 K幼稚園(4・5歳児男児31名、女児18名)では、保育プログラムによって身体活動量を算出した。その結果、歩数では、男児で多い順に園外保育、自由遊び・製作、体操教室、園内行事、休日で統計的に有意な差(p<0.001)が認められた。女児で、園外保育、行事、自由遊び・製作、園内行事、体操教室、休日という順に多く統計的に有意な差(p<0.01)が示された。中高強度活動時間では、男児が自由遊び・製作、園外保育、体操教室、休日、園内行事(p<0.001)、女児では、自由遊び・製作、園内行事、体操教室、休日(p<0.001)の順であった。 これらのことから、保育のプログラムによって、歩数が多いプログラム、ある程度の高さの運動強度の活動時間が確保できるプログラムに分類でき、幼稚園や幼児の実態に応じたプログラムを開発できることが示唆された。
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