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2016 Fiscal Year Research-status Report

重症心身障害児(者)の生理的指標からみた適切な日常生活ケアの検討

Research Project

Project/Area Number 15K01675
Research InstitutionAino University

Principal Investigator

今村 美幸  藍野大学, 医療保健学部, 教授 (60461323)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords重症心身障害児(者) / ストレス / 日常生活ケア
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,生理的指標を用いて日常に行われているケア時の重症心身障害児(者)(以下,重症児(者)とする)の反応を客観的に評価し,重症児(者)にとってストレス負荷の少ないケアを検討することを目的としている。
今年度は,日常生活ケア(口腔ケア)時の重症児(者)の反応を測定した。測定指標は,客観的指標として自律神経系活動(心拍変動,副交感神経系指標のHF)とサーモグラフィを用いた鼻部皮膚温度である。また,ケア時の重症児(者)の表情等の行動観察のためにビデオ撮影も行った。当初の計画では脳血流測定も行う予定であったが,脳血流の測定機器を装着することにより顔面温度が影響を受けるため,脳血流測定は指標から除外した。
現在は,重症児(者)3名の測定を実施している。対象者の体調が崩れたため対象者から除外したり,対象者の回復を待って測定を実施するようにしているため,当初の予定数より少なくなっている。そのため,新たな対象者を依頼することの必要性を感じている。測定後の解析・分析については,心拍変動は解析しているが,その他の指標については現在,解析・分析途中である。さらに,行動観察に関する分析も途中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究準備までに時間をかけすぎたことが第一の理由である。その為,研究開始が大幅に遅れてしまった。それに加えて,予定していた対象重症児(者)の健康状態が不良となり,予定通りに測定が進まない状況であった(もともと,体調を崩しやすい時期は測定時期から除外していたため,本来実施する予定の時期にも実施できなかった)。また,異なる対象予定者は,体調不良のため本研究から除外する必要も出てきている。

Strategy for Future Research Activity

現段階の分析を進めながら,新たな対象重症児を検討し依頼する予定である。
その後,環境を変化させた状況で同じ対象者で同測定を行う。そして,環境の変化による反応の違いを検討し,ストレスと環境について考察する予定である。
対象者の健康状態への配慮を行いながら,測定予定日を決定していきたい。また,新たな対象重症児を施設と相談・検討し,新たに依頼する必要がある。

Causes of Carryover

測定が遅れたため,消耗品などの購入が少なかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度は測定時に施設職員の研究補助を予定している。その為,謝金や人件費が必要となる。
測定時に必要な消耗品なども購入する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 重症心身障害児の日常生活ケア字におけるストレスに関する研究ーサーモグラフィ,自律神経系活動から見た検討ー2016

    • Author(s)
      今村美幸
    • Organizer
      平成28年度日本サーモロジー学会 第33回大会
    • Place of Presentation
      奈良市(奈良学園大学登美が丘キャンパス)
    • Year and Date
      2016-05-14 – 2016-05-15

URL: 

Published: 2018-01-16  

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