2016 Fiscal Year Research-status Report
青年期から始める生活習慣病一次予防のための新しいバイオマーカー
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15K01678
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山本 沙織 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 助教 (40707155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 公雄 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (80436120)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 循環器・高血圧 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、心血管疾患の発症年齢の若年化が著しい。特に、冠動脈の動脈硬化により発症する狭心症や心筋梗塞の発症年齢の若年化が問題になっている。動脈硬化の原因として、高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・肥満・加齢などのリスクファクターがあげられる。実際、東北大学毎年行われる学生健康診断の蓄積データからは、動脈硬化リスクファクター(特に肥満)を有する学生の比率が年々増加してきていることが判明した。そこで、申請者らの長年のサイクロフィリンA(CyPA)に関する基礎および臨床研究における成果を発展させ、近い将来、心血管疾患特に冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)を発症しうるハイリスク学生の早期診断用検査試薬を開発するための臨床研究を行うこととした。 研究1として、若年動脈硬化患者における血漿サイクロフィリンA濃度の予備解析を行った。この3年間に東北大学病院に入院した、冠動脈狭窄を呈する若年患者の血清・血漿のライブラリー化を進めた。血漿中サイクロフィリンA濃度測定をまず20例で行い、冠動脈狭窄における血漿中サイクロフィリンA濃度の臨床的意義を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要で記したように、予定通りの検体収集および予備解析が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究2として、ヒト組織発現CyPAに着目した病変活動度の評価法開発として、動脈硬化患者の冠動脈組織を用いて、分子生物学的研究手法や免疫学的研究手法を駆使した多面的な解析を行う。冠動脈の動脈硬化不安定プラーク破綻や大動脈瘤破裂につながる共通分子機構を組織学的視点で解明する。 研究3として、BMIに基づくハイリスク学生を対象として、新しいバイオマーカー開発を行う。東北大学保健管理センターにおいて毎年行われる学生健康診断の過去10年間の情報蓄積データからは、動脈硬化リスクファクターを有する学生の比率が著しく増加してきている。そこで、近い将来、心筋梗塞を発症しうるハイリスク学生の早期診断用検査試薬を開発するためのバイオマーカー開発を行う。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] SmgGDS as a crucial mediator of the inhibitory effects of statins on cardiac hypertrophy and fibrosis -Novel mechanism of the pleiotropic effects of statins-2016
Author(s)
Kudo S, Satoh K, Nogi M, Suzuki K, Sunamura S, Omura J, Kikuchi N, Kurosawa R, Satoh T, Minami T, Ikeda S, Miyata S, Shimokawa H.
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Journal Title
Hypertension
Volume: 67
Pages: 878-889
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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