2016 Fiscal Year Research-status Report
長期にわたる運動自主サークル活動が高齢者の身体的・社会心理的側面に及ぼす影響
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15K01719
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
中垣内 真樹 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (10312836)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 運動自主サークル / 長期的効果 / スクエアステップ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度はN県K町で申請者らが行政と協働で立ち上げた運動自主サークルの現在の活動状況および継続参加者の把握、運動自主サークルに関するアンケート調査を実施した。介護予防を意図した運動であるスクエアステップを主たる活動としているサークルでは精神的充実、転倒予防体操(ストレッチや自重での筋力運動)では身体機能、レクリエーション・食事会を含むミニデイと称するサークルでは交流・利他に主観的効果が大きく表れた。サークルの主たる活動内容の違いによって、参加する高齢者の主観的効果にも違いがあることが示唆された。今後、地域の実情やニーズに応じて、サークルの活動内容を工夫しながら、地域のコミュニティの活性化を図ることが重要であろう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請書の計画通り概ね順調に進んでいる。運動自主サークルに参加している高齢者の現在の主観的効果等が確認できた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は、継続している約300名を対象に身体機能の評価を実施する予定である。
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Research Products
(1 results)