2018 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of increased physical activity on immune function in young children
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15K01765
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
三宅 孝昭 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (80244672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 義昌 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 教授 (60173796)
坪内 伸司 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (10188617)
田中 良晴 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (60236651)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 幼児 / 介入 / s-IgA / 身体活動 / 体温 |
Outline of Annual Research Achievements |
健常児11名を対象に身体活動量及び活動強度の高い保育内容を設定し、介入前2日間、介入後3日間の測定を行い、影響を検討した。 平均身体活動量は、介入前15,964歩±3,093歩、介入後18,111歩±2,748歩で介入後が多く(p<0.05)、活動強度(保育中平均心拍数)も介入前113±6.5bpm、介入後124 ±4.8bpmで介入後が高かった(p<0.001)。 介入前の平均s-IgAは、就寝時154±133.3μg/ml、起床時371±368.7μg/ml、昼食前85±68.9μg/mlで、介入後は就寝時111±111.6μg/ml、起床時504±339.8μg/ml 、昼食前182±263.9μg/mlであった。起床時が就寝時、昼食前よりも有意に高い(p<0.05)一般的傾向がみられたが、介入前後に有意差は認められなかった。 介入前平均体温は、起床時36.6±0.38℃、昼食前36.8±0.29℃、就寝時36.6±0.57℃、介入後平均体温は、起床時36.4±0.33℃ 、昼食前36.9±0.23℃、就寝時36.4±0.31℃で、介入前後では、昼食前のみ有意差がみられた(p<0.05)。起床時と昼食前の変動差は、介入前0.2±0.53℃、介入後0.5±0.40℃で介入後のほうが有意に大きく(p<0.05)、昼食前と就寝時の変動差は介入前0.1±0.69℃、介入後0.5±0.37℃で介入後のほうが有意に大きかった(p<0.01)。 平均起床時刻は介入前6時48分±26分、介入後6時50分±23分、平均就寝時刻は介入前21時05分±27分、介入後21時08分±27分で、有意差はなかった。 以上から、活動強度の高い身体活動増加は、s-IgAに差はなかったが、体温変動で昼食前に高く就寝時に有意な低下がみられ、自律神経に良好な影響をもたらす可能性が示唆された。
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Research Products
(4 results)