子どもの性的成熟に対する母親の困難感尺度の開発

2018 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 15K01777
• Research Institution: Takasaki University of Health and Welfare
• Principal Investigator: 河内 浩美 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (60387321)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 安達 久美子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (30336846)
• Project Period (FY): 2015-04-01 – 2020-03-31
• Keywords: 性的成熟 / 性成熟 / 思春期 / 困難感 / 親支援 / 概念分析 / 尺度開発

Outline of Annual Research Achievements

本研究は，子育てにおいて子どもと多くのかかわりをもっている母親に焦点をあて，母親の子どもの性的成熟に対する困難感を測定する尺度を開発することを目的とし研究を進め，母親のもつ子どもの性的成熟に対する困難感が客観的視点から明らかにとらえれるようになることで，子どもの性的成熟に対する母親の困難に向けた支援策の検討を目指している．
前年度に行った「性成熟」という概念を定義づける属性を明らかにすることを目的に行った概念分析の結果から，試作版尺度の作成を検討するにあたり，新たな視点を含めた「性成熟」に対する親たちのとらえ方の実態を明らかにすることを目的とした追加調査の実施計画を立てた．また，追加調査の協力期間および対象者のリクルートを行った．

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究者の所属機関の変更により当初予定していた業務量が過剰となり，研究時間の確保が困難となった．また，前年度からの遅れからも全体的に計画していた予定よりも大幅に遅れてしまった．

Strategy for Future Research Activity

本年度は，昨年度より進めている，明らかとなった「性成熟」の概念をもとに，親たちがとらえる「性成熟」のとらえかたの実態をあきらかにし，「子どもの「性成熟の困難感」の尺度開発を進める．

Causes of Carryover

（理由）
母親を対象とした調査が進んでいないため，調査費用として計上した経費が残ったため
（使用計画）
実施されなかった調査にかかわる費用にあてる．