2017 Fiscal Year Research-status Report
アメリカ研究におけるトランスナショナリズムと地域研究の未来
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15K01898
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
池田 啓子 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (10298705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
物部 ひろみ 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (10434680)
CAMPBELL Gavin 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (40351283)
WHITELAW Gavin 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (50527140) [Withdrawn]
PAVLOSKA Susanna 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (60254372)
POOLE Gregory 同志社大学, 国際教育インスティテュート, 教授 (60307147)
THORSTEN Marie 同志社大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (60411055) [Withdrawn]
水谷 智 同志社大学, グローバル地域文化学部, 教授 (90411074)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | グローバリゼーション / トランスナショナリズム / 超地域研究 / 国際研究連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、グローバリゼーションが進行し「グローバル」を上位に位置付ける学問分野の再編成が世界の研究機関や高等教育機関で進む中、「地域研究」がその存在意義をどのように再定義し、どのような方向に向かっていくべきなのかという問題を探求するものである。本年度は、質的情報の充実とデータ分析に重きを置いて研究を進めた。夏と春にハーバード大学とボストン大学で集中的にフィールドワークをし、ライシャワー研究所、アジア研究所など、関連する各種プログラムで資料収集や聞き取り調査を行い、さらにそれらの大学の地域研究や超地域研究に関わる研究者や研究・教育機関のアドミニストレーターたちに個別のインタビュー(in-depth interview)を実施した。また、11月の全米人類学会、3月のアジア学会で、世界の研究者にインタビューを行った。研究会では、主に、昨年作成した日本とアメリカにおける「グローバル」および「地域研究」を掲げている研究・教育機関のリストを基に、それぞれのプログラムの具体的な研究目標のナラティブやカリキュラム内容を分析し、実践と理論の両面から考察した。同志社内外に開かれた公開セミナーも2度開催し、超地域研究の可能性を議論した。内容は以下の通りである。 1) 12月6日 Daniel McKay (Doshisha University), "The Hot Sun and the Mad Moon: Hiroshima in South African Literature"2)2)2月19日 Carolyn Stevens (Monash University, Australia), "The Beatles in Japan"
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の中心となるデータ収集・分析は、概ね順調に進めることができている。予定していたシンポジウムは講師の都合で2008年の秋にもしこされることになった。ウェブサイトに関しては、予算とマンパワーの関係で実現できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
各メンバーはそれぞれがそれぞれの担当分野について出版および学会発表を予定している。シンポジウムは2008年の秋に開催する予定である。
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Causes of Carryover |
予定していたシンポジウムが講師の都合で開催できず、2018年の秋に行うため。
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Research Products
(13 results)