2018 Fiscal Year Annual Research Report
Transnationalism in American Studies and Future of Area Studies
Project/Area Number |
15K01898
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
池田 啓子 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (10298705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
物部 ひろみ 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (10434680)
CAMPBELL Gavin 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (40351283)
WHITELAW Gavin 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (50527140) [Withdrawn]
PAVLOSKA Susanna 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (60254372)
POOLE Gregory 同志社大学, 国際教育インスティテュート, 教授 (60307147)
THORSTEN Marie 同志社大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (60411055) [Withdrawn]
水谷 智 同志社大学, グローバル地域文化学部, 教授 (90411074)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | グローバリゼーション / トランスナショナリズム / 地域研究 / アメリカ研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、グローバリゼーションが進行し「グローバル」を上位に位置付ける学問分野の再編成が世界の研究機関や高等教育機関で進む中、「地域研究」 がその存在意義をどのように再定義し、どのような方向に向かっていくべきなのかという問題を探求するものである。 本年度は、質的情報の充実とデータ分析に 重きを置いて研究を進めた。夏と春にカリフォルニア州立大学(ロスアンジェルス校)とフォートルイス大学(コロラド州デュランゴ)で集中的にフィールドワークをし、地域研究やグローバル・スタディーズに関連する各種 プログラムについての資料収集や聞き取り調査を行った。さらにそれらの大学の地域研究や超地域研究に関わる研究者や研究・教育機関のアドミニストレーターたちに個別 のインタビュー(in-depth interview)を実施した。また、11月の全米人類学会、3月のアジア学会で、世界の研究者に対してインタビューを行った。これらの調査活動から得たデータを、これまでに蓄積して来たデータと日本とアメリカにおける「グローバル」および「地域研究」を掲げている研究・教育機関のリストに統合し、それぞれのプログラムの具体的な研 究目標のナラティブやカリキュラム内容を整理し、研究会で分析した。また、個人の研究者に対するインタビューも文書化し、研究会でその内容分析及び考察を進めた。また、来日中の研究者、William Kelly (Yale University), Carolyne Stevens (Monash University, Austraria), Gavin Whitelaw (Harvard University), Merry White (Boston University)らと意見交換を行った。
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