2015 Fiscal Year Research-status Report
女性が活躍するフランス柔道指導者養成制度に関する研究
Project/Area Number |
15K01919
|
Research Institution | Shizuoka University of Art and Culture |
Principal Investigator |
溝口 紀子 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 准教授 (40343727)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | ジェンダー / スポーツ指導者 / 指導者養成 / フランス / 柔道 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は柔道指導者のジェンダーの問題点を検証し、フランスの指導者制度における女性政策についての現地調査、意識調査を行った。 フランス・ブルリースで開催された柔道指導者養成研修に参加し、フランス柔道指導者養成制度の調査、および指導現場におけるセクシャリティやジェンダーに関してインタビュー調査を行った。 とりわけフランス副会長、指導者養成ディレクターに女子指導者の取り巻く環境についてインタビューを行った。また複数の柔道指導者のインタビュー調査もおこなった。 同時に平成28度に開催する日仏柔道指導者シンポジウムのパネリストの依頼もおこなった。 パリのテロがあり急遽、渡航予定を変更したりするなど若干の予定変更があったが計画通り研究は進んでいる。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
パリのテロがあり急遽、渡航予定を変更したりするなど若干の予定変更があったが計画通り研究は進んでいる。
|
Strategy for Future Research Activity |
二年目である平成28年度は、女性スポーツ指導者日仏シンポジウムの開催を行い、女性スポーツ指導者の養成の問題点、女性を活用する指導者制度のあり方について議論を進めていく。また後半では指導者研修に参加し現地調査を行う。 とりわけシンポジウムでは日仏の女子指導者をパネリストにむかえ、男性中心だったスポーツ環境のなかでどのようにして女性を活用する制度が作られたのか、女性が活躍しやすい環境とはなにかを明らかにしていくことで、ジェンダーギャップを解消していく方策や教育、強化、安全の三位一体型のスポーツ指導者養成システムのあり方について検討していきたい。
|
Causes of Carryover |
パリのテロが起きたため旅行計画を変更せざるを得なくなった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に研究調査の旅費に充填する。
|
Research Products
(2 results)