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2017 Fiscal Year Research-status Report

郷土食/郷土料理にかかわる国家政策とメディア表象

Research Project

Project/Area Number 15K01934
Research InstitutionBukkyo University

Principal Investigator

村瀬 敬子  佛教大学, 社会学部, 准教授 (20312134)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords郷土料理 / 郷土食 / 家庭料理 / アイデンティティ / ジェンダー化 / 伝統
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度はイギリスのロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS University of London)にて、在外研究を行ったため、この機会に本研究課題にかかわる英語圏での研究状況を調査した。特に食とアイデンティティや食とナショナリズムに関する研究は、論文や著書などといったかたちで一定の蓄積がされているため、それらの収集とともに講読を進めた。特にヨーロッパやアメリカ合衆国、インドなどを事例とした研究に加え、英語圏の日本研究においても食とアイデンティティ等に関する優れた研究がみられたため、それらの論文や著書を講読して分析を行った。
また英国社会学会(British Sociological Association)のthe Food Study Group の年次大会といった学会や、Communicating Food Symposium(University of Chester. NowFood Centre)といった研究会に参加し、課題にかかわる最新の知見を得るとともに関連する研究者と意見交換を行うことができた。
さらに研究課題に関連する資料が、大英図書館(British Library)やロンドン大学東洋アフリカ研究学院図書館に所蔵されていたため、それらを閲覧し、研究資料として収集・整理を行った。特に日本の食文化に関する歴史的な資料は貴重なものであり、それらがなぜ特定の時期に英語圏で発表されたのか等も含めて、分析を進めていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成29年度は、イギリスでの在外研究の機会を生かして、英語圏での近年の理論とともに、多様な文化における事例を学ぶことができた。このことによって、新たな知見を得るとともに、平成27年度から28年度に行ってきた本研究内容を相対化することができた。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度は、平成27年度から29年度に行ってきた研究を補足するとともに、これまでの研究全体をまとめるような内容を、論文として発表したいと考えている。

Causes of Carryover

平成29年度はイギリスでの在外研究であったため、日本国内での資料収集はできなかった。そのため研究時期を1年延長して、平成30年度に日本国内での資料収集を行い、研究全体のまとめを行おうと考えている。

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Published: 2018-12-17  

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