2015 Fiscal Year Research-status Report
文化資源の集散地の形成・発展メカニズムに関する研究:ジャパンエキスポを事例として
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15K01964
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Research Institution | Asia University |
Principal Investigator |
川又 啓子 亜細亜大学, 経営学部, 教授 (00306854)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒岩 健一郎 青山学院大学, その他の研究科, 教授 (00366840)
田嶋 規雄 拓殖大学, 商学部, 准教授 (20328008)
三浦 俊彦 中央大学, 商学部, 教授 (60190592)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | マーケティング / 消費者行動 / 集散地 / ジャパンエキスポ / コンテンツ / 普及 / 文化資源 / 理論構築 |
Outline of Annual Research Achievements |
<研究目的>本研究課題「文化資源の集散地の形成・発展メカニズムに関する研究:ジャパンエキスポを事例として」は、生産・流通・消費を担う参加者の行動を分析単位として、マーケティング・消費者行動の視点から、文化資源の集散地としてのジャパンエキスポが形成・発展したメカニズムを探索的に研究することを目的とする。 <活動内容>研究会(6回開催)において、既存研究のサーベイを通して、ジャパンエキスポの生成・発展に関する理解を深め、理論・モデル構築に向けての諸課題を整理した。平行して、海外現地調査や国内シンポジウム、講演会等への参加を通して、情報収集につとめた。 <実地調査>平成27年7月【Paris】Japan Expo 主催者と出展企業へのインタビュー/8月【東京】「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展示および講演会聴講/平成28年1月【東京】Japan Expo出展説明会での情報収集/2月【Bangkok】Japan Expo in Thailand出展企業と来場者へのインタビュー、商工会議所へのインタビュー/3月【Dusseldorf】Japan Tag、JETRO、商工会議所へのインタビュー・【Frankfurt】Nippon Connection、JNTO Frankfurtへのインタビュー・【Leipzig】Buchmesse 主催者と出展者へのインタビュー・【東京】フランスにおけるアニメ事情に関するヒアリング <業績関連記事>「三浦俊彦の目」日経産業新聞掲出 「ジャパンエキスポ」(2015年7月23日)/「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」(2015年11月19日)/「日本アニメの魅力」(2016年3月31日)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度はほぼ予定通り調査を実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
<平成28年度研究計画>平成27年度の研究結果から、ジャパンエキスポ以外のイベントとの比較研究を通して、多くの知見が得られることが示唆されたので、平成28年度は北米での現地調査を実施する。その後、日独仏の論客による日本のコンテンツの海外での受容状況についてのシンポジウムを開催する予定である。 <研究上の問題点>日本のポップカルチャーをテーマとするイベントは数多く開催されており、できるだけ現地調査を実施したいものの、とくに本研究課題のフィールドである欧州におけるテロの危険性が非常に高くなっているため、現地調査の際には事前に十分な情報収集を行い、慎重に対応する所存である。
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Causes of Carryover |
当該年度の出張分を次年度に繰り越すため、次年度使用額が0より大きくなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
米国への出張が予定されている。
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Research Products
(3 results)