2016 Fiscal Year Research-status Report
臨床現場との対話に基づくホスピス・緩和ケアの哲学の構築
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15K01991
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
竹之内 裕文 静岡大学, 農学部, 教授 (90374876)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 達也 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
河原 正典 医療法人社団爽秋会岡部医院研究所, 診療, 医師 (70711373) [Withdrawn]
坂井 さゆり 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40436770)
齊藤 美恵 西武文理大学, 看護学部, 講師 (80648113) [Withdrawn]
諸岡 了介 島根大学, 教育学部, 准教授 (90466516)
田代 志門 国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 室長 (50548550)
藤本 穣彦 静岡大学, 農学部, 准教授 (90555575)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ホスピス / 緩和ケア / 世俗化 / 医療化 / 宗教的ケア / スピリチュアルケア / good death |
Outline of Annual Research Achievements |
文献研究については、研究協力者(海外)David Clarkの著書、David Clark,TO COMFORT ALWAYS,OXFORD UNIVERSITY PRESS,2016を中心に、「緩和ケア」という概念が成立した経緯と背景を調査した。 現地(海外)調査については、視察先を北アイルランドとアイルランドに限定した(NI hospice for adult and children,The Black‐rock Hospice)。 研究協力者(海外)であるDavid Clarkの協力を得ながら、9月6,7,8日に研究プロジェクト〝The Wellcome Trust funded project Global Interventions at the End of Life"のインターナショナルアドバイザーとして会合に参加し、同プロジェクトの研究成果に基づく討論を通して、本研究に必要な知見を収集した。 本研究に関連して、多様な医療関係者を招き、「死と死別をめぐる対話を通したケアのネットワーキング研究会」(1月8日、聖路加国際病院)を開催した。 定例研究会における学際的討議は、前年度に引き続き、年2回実施し、そのうち1回はゲスト講師を迎え、日本におけるホスピス・緩和ケアの発展に関わる課題等について最新の知見を入手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
訪問先との日程調整の結果、2016年度の視察は北アイルランド・アイルランドに変更されたが、北米の事情については文献等によりカバーできており、おおむね順調に進展しているといってよい。
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Strategy for Future Research Activity |
文献研究については、これまで精査してきた文献を足がかりに、研究分担者と研究協力者から助言を得ながら、ホスピス・緩和ケアに関する最新情報を入手すること、研究会における9つの討議テーマについて、さらに理解を深めることに主眼をおく。 海外調査については、研究協力者(国外)である岩本喜久子の協力を得ながら、Loyal Victoria病院を中心に、カナダ・米国で聞き取り調査をする可能性を探る。 学際的討議は、年3回実施し、そのうち1回はゲスト講師を迎え、日本におけるホスピス・緩和ケアの発展に関する報告を聴く。 さらに、日本臨床死生学学会、日本医学哲学倫理学会などの学会シンポジウム・パネルに応募し、これまでの討議の成果を公表する。 最後に、著書「ホスピス・緩和ケアの哲学」(仮名)の公刊にむけ、先行研究を踏まえつつ、研究期間完了までに草稿を書き上げる。
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Causes of Carryover |
北米(カナダ)の訪問先と調整がつかず、北アイルランド・アイルランドに渡航先を変更した。この渡航は、グラスゴー大学の国際プロジェクトのインターナショナルアドバイザー会合(招待)に日程を合わせて北アイルランドとアイルランドのホスピス・緩和ケアの各施設を訪問したため、国際旅費の支出が不要になった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
イングランド・スコットランドのホスピス・緩和ケア関係施設を訪問する(2017年度)際に、未使用額を支出する。
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Research Products
(18 results)