2018 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on the Method of Ink painting using on Buddhist painting
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15K02139
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
増記 隆介 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (10723380)
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Project Period (FY) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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Keywords | 仏画 / 水墨画 / 制作技法 / 唐 / 北宋 / 平安 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、台湾故宮博物院調査を実施するとともに、二編の論文と座談会、六回の研究発表を実施し、これまでの研究成果を広く公表することに努めた。特に研究発表は、海外、一般市民向き、研究者・美術史学専攻学生を主体とした国際シンポジウムと多岐に亘った。 【論文】①「大徳寺五百羅漢図の母胎としての呉越絵画 日本伝来の白描図像を中心に」(九州大学人社系学際融合リサーチハブ形成型 研究報告書『徹底討論 大徳寺伝来五百羅漢図の作品誌 地域社会からグローバル世界へ』、2019.3)、②「高麗仏画における密教像」 井手誠之輔・朴亨國編『アジア仏教美術史論集 東アジアⅥ 朝鮮半島』(中央公論美術出版2018.5 )【座談会司会】「法隆寺金堂壁画をめぐって 壁画研究の現状と課題」(『仏教芸術』創刊号、2018.10) 【海外講演】①「高松塚古墳壁画与唐代絵画」(中国語・日本語)(西安外国語大学日本文化経済学院東北亜細亜研究中心系列学術講座、2018.10.23)【招待講演】①「法隆寺金堂壁画と高松塚古墳壁画」(佛教大学講座「シルクロード 美の道・壁画の道」、佛教大学四条センター、2018.1.7)、②「平安末期における『高雄曼荼羅』の模本制作と文覚・明恵」(「古社寺保存法の時代」展シンポジウム「政権と文物の歴史的諸相」、京都文化博物館、2019.1.6)、③「南山観音寺『絹本著色孔雀明王像』の史的位置」(特別展覧会明王の美、日本の鬼の交流博物館、2018.11.28.)【国際学会等】①「『応徳涅槃図』再考 原本の存在とその絵画史的位置」(アジアにおける仏伝表象の諸容態ワークショップ、京都大学人文科学研究所、2018.12.23)、②「『五百羅漢図』の母胎としての呉越絵画 日本伝来の白描図像を中心に」(徹底討論 大徳寺伝来五百羅漢図 地域社会からグローバル世界へ、九州大学、2018.6.2.)
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Research Products
(9 results)