• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2016 Fiscal Year Research-status Report

古注釈・挿絵を手がかりとした中世伊勢物語受容史の研究

Research Project

Project/Area Number 15K02221
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

徳原 賜鶴子 (青木賜鶴子)  大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60180139)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2020-03-31
Keywords古注釈書
Outline of Annual Research Achievements

平成28年度は、前年度に引き続き、片桐洋一『伊勢物語の研究・資料篇』(明治書院、1969)、『伊勢物語古注釈書コレクション』(和泉書院、1999~2006)、『伊勢物語古注釈大成』(笠間書院、2005~)所収の注釈書についてスキャンし、順次、データ化を行なった。
当初は、鎌倉時代の伊勢物語注釈書及びその影響下にある注釈書のスキャンとデータ化を平成28・29年度におこない、その進捗状況に応じて、平成30年度に室町時代の注釈書のスキャンとデータ化をおこなう予定であったが、スキャンについては、上記叢書所収の、計画したすべての注釈書のスキャンを平成28年度中に終えることができた。
テキストデータ化については、当初は注釈書ごとに進める予定であったのを、章段ごとに進める方法に変更した。これにより、今後も効率的に進められることが予測される。現在、全体のおよそ4分の1ほどを終えたところであり、おおむね順調に進行している。
並行して、前年度に調査した慶應義塾図書館蔵「伊勢物語小絵断簡」の複製を入手しデータ化した。また、国文学研究資料館所蔵の鉄心斎文庫旧蔵本を調査し、複製を入手した。
挿絵については、『伊勢物語絵巻絵本大成(資料篇)』(羽衣国際大学日本文化研究所編、角川学芸出版、2007)所収の絵入本の画像のスキャンはすべて終えたので、章段(場面)ごとの画像データを作成し、調査した画像とともに、テキストデータと連動する形で集成している。現在までに全体の半分程度の集成を終えたところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

計画したすべての注釈書のスキャンを終えることができた。また、テキストデータ化について、当初の計画を変更して章段ごとに進める方法に改め、すでに4分の1ほどを終えたので、今後も効率的に進めることができると思われる。

Strategy for Future Research Activity

今後もこのまま進める予定である。

URL: 

Published: 2018-01-16  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi