2018 Fiscal Year Annual Research Report
Recognition of Dutch in Early American Literature: Puritans as an Origin of Diversity
Project/Area Number |
15K02353
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
佐藤 憲一 東京理科大学, 理工学部教養, 准教授 (80548355)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ピューリタン / オランダ / 初期アメリカ文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度最大の成果は、9月初旬及び2月中旬に米国議会図書館にて行った資料調査である。概要は以下の通りである: 前年度に引き続き米国議会図書館のデータベースEarly American Imprintを使用し、本研究に関わる1次資料を検索した。デジタル化されているものに関しては、PDFファイルをダウンロードした。また、デジタル化がされてはいるものの、解読が困難なものに関しては、同図書館内におけるMicrofilm Reading Roomにて、マイクロフィルムの閲覧を請求した上で、現物を確認・解読し、必要な箇所をプリントアウトした。また今回はデジタル化されていない資料についても網羅的に調査し、必要箇所をスキャン・撮影・筆写した。これらの作業により、本研究の遂行にとって重要な意味を持つ多くの一次資料を収集することができた。研究全体の方向性については、ワシントンDCのGeorge Washington 大学及びGeorgetown 大学所属の研究者と意見を交換し、今後の当研究の展開について、有益な助言を得た。上記の成果に基づき、月例で開催している研究集会(東京理科大学神楽坂キャンパス)において、複数回研究成果報告を行った。その際、他分野の複数の研究者からのコメントを得、翌年度からの科研費申請につながる着想につなげた。 本研究を発展的に継承するテーマ設定のもと翌年度以降の科研費(基盤研究C)に応募し、採択された。
以上の通り、一次資料の収集、二次資料の補強、そして研究の方向性のブラッシュアップ及び次研究課題への引き継ぎ、という結果を得、最終年度の総まとめとなる成果を得たと自負している。
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