2017 Fiscal Year Annual Research Report
Study of Representations of "blood" and "place" in the concept of race within the "American"identity
Project/Area Number |
15K02356
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
杉山 直子 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20213506)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ウィリアム・ディーン・ハウェルズ / マーク・トウェイン / 人種 / レズリー・マーモン・シルコウ / 先住民 / アイデンティティ / アメリカ人 |
Outline of Annual Research Achievements |
<資料収集> 平成27,28年度に収集した資料を参照しつつ、MLA International Bibliography, Jstor, ProQuestを主に使用して作成した文献表をさらに充実させ、それに従って資料の収集を続行した。2017年度には特に電子ジャーナル Transnational American Studies の資料を研究対象とするという進展があった。またインディアナ大学図書館で、主にウィリアム・ディーン・ハウェルズ、ヘンリー・ジェイムズ、レズリー・マーモン・シルコウ、レイ・ブラッドベリらに関連する資料を直接閲覧し、収集した。収集した文献の読解、分析を続行した。 <論文作成・口頭発表> 27年度の口頭発表をもとに作成した論文を引き続き改訂し、現在投稿中である。(採用されなければ別の学術雑誌に投稿する予定)。 28年5月にALA(American Literature Association)のウィリアム・ディーン・ハウェルズ部会にて、ハウェルズの小説 An Imperative Dutyについて口頭発表を行なった。この発表の要旨が、ハウェルズ学会の学会誌Howellsianに掲載された。 また資料収集・分析の成果を基に、口頭発表のプロポーザルを米国のAmerican Literature Associationに投稿し、採用された(2018年5月に発表予定)。 同じく、資料収集・分析の成果を基にした口頭発表をアメリカ学会の全国大会(2018年6月)およびAALA(アジア系アメリカ文学研究会)の全国大会(2018年9月)に行うこととなった。これら学会の要旨は、各学会の学会誌に掲載予定である。また、口頭発表を論文の形にして学会誌に投稿する予定である。
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