2017 Fiscal Year Annual Research Report
Studies on the reciprocal influences of the acts of reading and writing in American Literature from the 19th Century to the 21st Century
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15K02369
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
吉田 恭子 立命館大学, 文学部, 教授 (90338244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 佳世子 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (10524514)
島貫 香代子 関西学院大学, 商学部, 助教 (30724893)
竹井 智子 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 准教授 (50340899)
高野 泰志 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (50347192)
伊藤 聡子 南山大学短期大学部, 英語科, 講師 (50411179)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | アメリカ文学 / 精読 / インターテクスチュアリティ / 小説 / 文学理論 / 創作 / 教育 / 翻訳 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は本課題の最終年度であった。研究会を4月、7月、11月、1月に開催し、参加者それぞれの研究テーマについて発表し検討する一方で、個々の研究成果を学会発表や論文の形で成果をまとめた。また、7月の研究会では立教大学の舌津智之教授を招聘し、勉強会を開催した。Willa Cather,“The Elopement of Allen Poole”を題材に本研究会のかねてよりのテーマであった間テクスト性と精読をつなげる実践例の報告があった。
研究会ではジェイムズ、ヘミングウェイ、ホーソン、フォークナーについての具体的研究報告の他、精読をめぐる歴史的コンテクストについて基づいて、文学史の中に精読の政治性を位置づける理論的可能性が提案された。そこで、論集では精読と間テクスト性の関係を理論と実践の両面から検討する第一部、作家による読む行為と書く行為の相互作用をメタリーディングの視点も援用して具体的に検討する第二部、教育における精読の役割を検討する第三部に大きく分けて原稿執筆を進めることが決まった。そこで、教育についてアプローチをよりはっきりさせるために、1月は教育を重点的な課題とし、リテラシー教育とCEFR, MLA, Common Core, WACの言語/文学/文化教育について勉強会を開催した。
個々人の研究成果は「研究発表」の項にまとめたとおりである。また、今後全体の成果を書籍にまとめて発表する際の手法や構成、その理論的なプラットフォームについて、検討を重ねた。
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[Book] After Coetzee: An Anthology of Animal Fictions2017
Author(s)
A. Marie Houser, Kyoko Yoshida, W.P. Osborn, David Brooks, J.T. Townley, Ariana-Sophia Kartsonis, Jonathan Balcombe, Diane Josefowicz, Justin Maxwell, Michael X. Wang, Melanie Rae Thon, Gabriel Gudding, Amy Cicchino, Laura Madeline Wiseman, David Armstrong, Olga Kotnowska, Gary Barwin
Total Pages
189
Publisher
Faunary Press
ISBN
978-0996624510
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