2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K02518
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
Willey IanDavid 香川大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (90403774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷本 公重 香川大学, 医学部, 教授 (10314923)
G・M McCrohan 香川大学, 学内共同利用施設等, 講師 (20448351)
西屋 克己 香川大学, 医学部, 准教授 (60526838)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | アンケート調査 / インタビュー / 医学英語 / 看護英語 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、2つの医療施設で医師、看護師を対象としたアンケート調査を実施し、1200部以上の有効回答を得た。分析の結果、以下のことが明らかとなった。 1.医師、看護師は英語を非常に大事と考えていた。2.医師の90%、看護師の60%以上が職務上で英語を使用した経験を有していた。3.英語の必要性を感じているが、英語を使うことはストレスだと感じていた。4.自分が受けた英語教育に対して、「現在の仕事に役に立っている」、「満足している」と言う意識は低かった。5.医療従事者を目指す学生にとって重要な英語教育の内容は、「TOEIC」より、「スピーキングとリスニング」と回答しており、医学英語・看護英語などより基礎的な英語を話す練習が望ましいと考えていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年5月、香川大学医学部倫理委員会に本研究の倫理審査を申請し、6月に研究計画の承認を得た。同年10月~12月、四国にある大学病院を研究対象施設として、各医局および看護部長をゲートキーパーとして約900部のアンケート用紙を配布し、688部の有効回答があった(医師198名、看護師490名:回収率76%)。科研費で研究補助者を雇用し、アンケート入力作業をおこない、その後、研究者によりデータ分析をおこなっている。平成28年1月~3月に四国にある県立病院でアンケート調査を実施。こちらでも病院長、看護部長および事務部長の協力を得て、745部のアンケートを配布。有効回答数は586であった(医師69名、看護師517名:回答率78%)。データの入力および分析を進めている。3施設目の病院に関しては、現在準備中。加えて、アンケートに回答いただいた方からインタビュー参加者を募集しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、3つの医療施設でアンケート調査をおこなう予定である。27年度と同様に、回答率70%以上を目指している。そのために各施設でのゲートキーパー(例えば病院長、看護部長、事務長)と連絡をし、進めていく予定である。 インタビューに関しては、今年度6~8名を選び、インタビューガイドに沿って実施する予定。
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Causes of Carryover |
平成27年度度、静岡市に開催する国際学会(JALT2015)に発表アブストラクトを応募したが、アクセプトされなかった。研究代表者と分担者の一人が発表できなかった。そのため、差額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度、国内発表が3つ予定している(アクセプトされた)。研究代表者と分担者の一人が発表する予定であり、昨年度の差額を使用する予定である。
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Research Products
(3 results)