2015 Fiscal Year Research-status Report
名詞を核とするコロケーションの収集と整理-日独対照表現データベースの作成-
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15K02521
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
恒川 元行 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (70197747)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | コロケーション / 日常生活語彙 / 名詞 / 日独対照 / 表現データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、それぞれに挙げた文献に基づき、以下の3項目を実施した。 ■名詞に関わる基本的な連語的情報の整理(利用文献:Schade, G.: Einfuehrung in die deutsche Sprache der Wissenschaften, 2009のうち、Wendungen einer Praeposition mit einem Substantiv および Wendungen aus Substantiv, Verb und Praepositionの2章;Schemann, H.: Deutsche Idiomatik, 1993;Sommerfeldt/Schreiber: Woerterbuch zur Valenz und Distribution der Substantive, 1980. ほか) ■「日常生活語彙」名詞の選定(利用文献:A Passage to Englisch, 2003の第10章「日常生活の語彙」;ウィズダム英和辞典、2012;日本文化紹介小和独事典, 2008. ほか) ■「日常生活語彙」名詞に関わる「拡大形造語」の考察(利用文献:Fleischer/Barz: Wortbildung der deutschen Gegenwartssprache. 4., voellig neu bearbeitete Auflage. Berlin, 2012;Wiegand, H. E.: Augmentation in Printwoerterbuechern der deutschen Gegenwartssprache. In: Korhonen, J. (Hg.): Von der mono- zur bilingualen Lexikografie fuer das Deutsche. Frankfurt/M. u. a., 2001, 101-137. ほか)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成27年度は、健康上の問題から集中して作業することができなかった。そのため、予定の研究作業のうち、「名詞の選定」、「日本語のコロケーションの調査」、「ドイツ語のコロケーションの調査」は不十分にしか、「データベースの作成とインフォーマント・チェック」、「ドイツにおける語彙・表現の変化の観察・調査」はまったく実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは平成28年度に、データベースの土台をつくるための「名詞の選定」、「日本語のコロケーションの調査」、「ドイツ語のコロケーションの調査」をできるだけ当初予定に近づけるべく努力する。そのうえで、「インフォーマント・チェック」、「ドイツにおける調査」まで実施できるかを見極める。これが困難な場合には、29年度(および30年度への繰り越し)も含めて、データベースの作成に全力をあげる。
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Causes of Carryover |
健康上の問題から集中して作業することができなかった。そのため、予定の研究作業のうち、前提をなす「名詞の選定」、「日本語のコロケーションの調査」、「ドイツ語のコロケーションの調査」が不十分にしか実施できず、経費の大部分を充てる予定であった、その後の「データベースの作成とインフォーマント・チェック」、「ドイツにおける語彙・表現の変化の観察・調査」がまったく実施できなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
まずは平成28年度に、データベースの土台をつくるための「名詞の選定」、「日本語のコロケーションの調査」、「ドイツ語のコロケーションの調査」をできるだけ当初予定に近づけるべく努力する。そのうえで、健康上の問題がなく実施可能かを見極め、科研費を「インフォーマント・チェック」、「ドイツにおける調査」に充てる。遅れは、29年度(および30年度への繰り越し)も含めて取戻し、科研費を当初目的のデータベースの作成に使用する。
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