2018 Fiscal Year Annual Research Report
Research on collocations and combinations of basic nouns for the purpose of developing a more useful Japanese-German dictionary
Project/Area Number |
15K02521
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
恒川 元行 九州大学, 言語文化研究院, 学術研究者 (70197747)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | コロケーション / 日常生活語彙 / 名詞 / 日独対照 / 表現データベース / 強意複合語 |
Outline of Annual Research Achievements |
■コロケーション辞典の検証: 昨年度に続き、ドイツ語コロケーション辞典Buhofer et al.(2014)およびQuasthoff(2010)の記述を検証するため、DWDSコーパス Wortprofilの共起動詞データ(LogDice順30位まで)、およびDuden-Stilwoerterbuchの記述との比較を行った。名詞Finger「指」の共起動詞のうち、上記4種の辞書記述・データの2つ以上に共通する動詞群に注目することで、昨年度とは異なり、辞書記述やコーパスデータに一定の信頼性が認められる可能性を指摘した。成果の一部は、三重大学教養教育院研究紀要に発表した。 ■強意複合語研究の継続: 今年度は、特にDWDSのDie ZEIT「ツァイト紙」コーパスを利用し、hammer-/Hammer-を強意の第1成分とする複合語のデータ収集・分析を行った。なお、ドイツ語研究所のコーパス検索システムCOSMAS IIの複合語検索オプションは、説明どおりには機能しない例が多く見られ、担当者との複数回のコンタクトの後、利用を見送った(その後説明に追加された注意書き「Vorbehalt」参照)。成果は、九州大学言語文化研究院「言文論究」に発表した。 ■表現データベースの理論的再検討: 研究の締め括りとして、当初課題「日独対照表現データベースの作成」がなぜ難しく、理論的考察にとどまったかを振り返り、問題点の整理を試みた。日本人にとって使い勝手のよい発信型辞典の作成には、既存コロケーション辞典の翻訳や補足では十分でなく、特定の見出し語に関して日本人が必要とする日本語表現の収集・分析・整理が前提されていなければならない。このような現状分析とあるべき辞書記述の試行的具体化の一端は、関連する別の科研研究会で発表した。
|