2017 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15K02542
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
内田 慶市 関西大学, 外国語学部, 教授 (60115293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朱 鳳 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 教授 (00388068)
塩山 正純 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10329592)
奥村 佳代子 関西大学, 外国語学部, 教授 (10368194)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 漢訳聖書 / 宣教師 / 西学東漸 / 官話 / イソップ寓話 / 中国言語学 / 中国文法 / 文化交渉学 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の今年度は、これまでの2年間の研究成果を踏まえて、「漢訳聖書」を中心にそれを取り巻く他の欧文資料もその研究対象に加えて研究を進めてきた。特に、『古新聖経』の満漢版の成立とその言語的特徴については、国際学会等でも積極的に報告し、2019年の3月までには、『古新聖経』の満漢版と北堂版の影印を付した研究書を刊行する予定となっている。この他、マテオリッチの手になると思われる『拝客問答』に関する資料も多く収集し、その内容についても論文としてまとめてきた。なお、本研究は「文化交渉学」を基盤としており、「文化交渉学」に関してもその社会的認知度の向上と、方法論の優位性について多くの機会をとらえて発表を行ってきている。研究分担者も研究例会や国際会議では同じパネルで発表を行ってきており、多くの成果をあげてきた。 以上、本研究の所期の目的はほぼ達成されたものを考えているが、2018年度も新たに科学研究費(基盤研究C)を取得することができ、引き続き新しい課題に向けて取り組んでいくつもりである.
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Research Products
(12 results)