2017 Fiscal Year Annual Research Report
Research on English lessons in English, recasts and self-initiated, self-repair
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15K02679
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| Research Institution | Nara University of Education |
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Principal Investigator |
佐藤 臨太郎 奈良教育大学, 英語教育講座, 教授 (50509198)
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2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 英語での発話意欲 / リキャスト |
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| Outline of Annual Research Achievements |
最終年度において、研究に関しては以下の成果を論文にて、発表することが出来た。英語での授業実践における教師の「英語で会話をしようとする意欲」に関しては、英語の熟達度が高く、基本的に英語で授業を行っている高校英語教師の授業での英語使用の意欲の変動を、発話ごとに調べた結果、授業中に意欲の変動が大きいことが分かった。英語での発話に義務感を感じ、その発話に関して事前に準備をしていた場合などは意欲が高まったが、自身の英語能力の不足を感じた瞬間や、日本語での説明がより適していると感じた場合等は英語での発話の意欲が下がった。これらの結果から、英語での授業を実践するための学校教育現場への具体的提言ができた。英語での授業における教師のリキャストやフィードバックの効果と非言語コミュニケーションの役割については、３人の教師の授業を記録し、英語使用の割合と、ゼスチヤーなどの非言語コミュニケーション方略の使用頻度と内容を分析した結果、英語使用の割合が高い教師ほど、ゼスチャーを効果的に使用していることが、判明した。また、リキャストやフィードバックを与える際に、学習者によりよく理解してもらうためには、ゼスチヤーなどの非言語コミュニケーションを伴うことが効果的であることも分かった。また、最終年度においては、３年間に行ったリキャストの言語習得への効果、「英語による授業」におけるリキャストやフィードバックの学習者への動機づけへの効果・影響についてを教員研修や学会等で発表し、学校教育現場への具体的提言を行うことが出来た。
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