2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of ESL clinical simulation teaching materials for dental hygienist education.
Project/Area Number |
15K02710
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
モロス ジャネルルネ 東京医科歯科大学, 統合国際機構, 准教授 (80749771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
關 奈央子 東京医科歯科大学, 統合国際機構, 助教 (10612690)
木下 淳博 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 教授 (10242207)
須永 昌代 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 助教 (90581611)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 歯科衛生士教育 / 英語教育 / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
グローバル時代において臨床で英語を使用することは特別なことではないが、その学習機会は大変限られている。そこで、歯科衛生士教育における英語による臨床シミュレーション教材作成を開発し、学習者より評価を得た。教材の設問、選択肢等実際の臨床で英語での理解を求められるところは英語表記、解説は日本語とし、日本語母語話者が理解を深められる構成とした。教材は作成後委員会に諮り、レビュー・修正の後完成とし、その質を担保した。完成教材5本をe-learningシステム上で配信、歯科衛生学生(n=17)に活用し、質問票調査をおこなったところ(回答率100%)、「教材学習により知識が獲得できた」「教材学習は今後とも継続するべき」「操作性がよかった」等肯定的な評価を得た。現在本シリーズの教材数は10本となり、様々な臨床場面をカバーしている。 さらに教材実施履歴と確認テスト成績との相関を調べ、教材学習におけるアウトカム(有効性)を評価したところ、学習群の方が有為に高い点数となり、学習効果が示された(論文投稿中)。教材は国内外の他大学におけるeラーニングシステム上での実施を前提として開発されており、同様の英語教材を国外でも活用したところ、高評価を得た。本教材は、国内の歯科衛生士や学生等にとって、臨床推論・判断ならびに臨床での英語を学べる有効な学習手段になると考えられ、さらに本システムは世界で使用可能であることが判明したため、今後は歯科衛生士(もしくはそれに相当する)業務において今後英語を使用する可能性のある国や、日本の歯学を世界に発信するために、諸外国でも教材学習や配信を実施していく予定である。
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