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2015 Fiscal Year Research-status Report

心理学的手法による高専生の写真描写問題に関する項目特性・方略使用・聴解不安の解明

Research Project

Project/Area Number 15K02776
Research InstitutionAkashi National College of Technology

Principal Investigator

井上 英俊  明石工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00332023)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywordsリスニング / 写真描写問題 / 高専生
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、比較的新しいリスニングテスト形式である「写真描写問題」について、問題項目ならびに学習者の特性を明らかにすることである。研究課題として新規に採択された平成27年度においては、まず写真描写問題の収集を行った。TOEIC テストの第1問題形式に写真描写問題が採用されていることに鑑みて、Educational Testing Service によって出版されている TOEIC テスト用問題集を、日本において出版されているものに加えて、韓国において出版されているものも収集した。現在、問題として放送された英文を抽出し、語彙的分析を実施するために単語ごとに分割している最中である。
次に、学習者の特性を明らかにするために、リスニングテスト時の不安に関して質問紙による調査を実施した。Yamauchi (2014) において用いられている質問紙を著者から譲り受け、OMR にて読み込むことができるように整形してアンケート調査を実施した。現在、調査結果をパソコンに入力し終え、統計的検定について手法を思考錯誤している段階である。
最後に、研究代表者が過去に発表した研究結果に対して、再分析を実施した。調査協力者のリスニング能力を TOEIC リスニングスコアに基づいて分析していたが、能力群に分ける際のスコアの切れ目にばらつきがあったために、研究間の知見をまとめることに支障をきたしていたためである。現在、再分析を終了し、統一的な結果の解釈を導き出した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

一身上の都合により、採択決定通知後すぐに研究課題に取り掛かることができなかった。したがって、反応測定ソフトを用いて、パソコンを用いてより厳密な調査の実施に結びつけるためのパイロットスタディまでを実施する計画であったが、実施に至ることができなかった。

Strategy for Future Research Activity

まず、パソコンを用いてより厳密な調査の実施に結びつけるためのパイロットスタディを実施し、問題点を修正した上で本調査を実施する予定である。新しい OS である Windows 10 が採用されたパソコンの性能ならびに価格もようやく落ち着くと予想されるので、実施に支障はないと推測される。
次に、写真描写問題として放送された英文を抽出し、語彙的分析を実施するために単語ごとへの分割を終了させる。先行研究より用いるべき語彙的指標はある程度特定されているので、Excel のコマンドなどを用いて語彙と指標とのマッチングタスクを遂行し、得られた結果から知見を導き出す予定である。

Causes of Carryover

H28年度に導入するタブレット型パソコンのために、数%を次年度にまわすこととした。

Expenditure Plan for Carryover Budget

予定通り、タブレット型パソコンを導入して、より厳密に統制した調査を実施する計画である。

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Published: 2017-01-06  

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