2015 Fiscal Year Research-status Report
TOEFL Junior Comprehensiveは、大学入試に使えるか。
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15K02789
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Research Institution | Gunma Prefectural Women's University |
Principal Investigator |
神谷 信廣 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (70631795)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | TOEFL JC / センター試験 / 英語4技能試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年度においては、まず本研究に使用するTOEFL Junior Comprehensiveのテスト (以下、当該テスト)が、申請者が所属する大学のCALL教室において実施が可能かどうかの調査から行った。その結果、システムの若干の変更が必要ということが分かり、そのための業者との渉外が行われ、無事に変更が行われた。またテスト毎に若干の設定の変更も必要になることが分かったが、当初の予算で全て対処してくれることが了承された。 実施する場所が確定したため、群馬県内の2つの高校の校長先生と英語科の先生にアポを取り、研究の目的や概要を説明させていただき、当時の高校3年生への宣伝活動とご協力をお願いした。快諾していただくことができたので、校内におけるセンター試験の説明会の際に案内文書と当該テストのちらしを配付していただき、希望する生徒は個々にネットで申し込みをするように指示をしていただいた。 結果として32名の申し込みがあったが、その後キャンセルや当日の欠席等があり、最終的には22名の当時高校3年生が、3月の国公立大学の後期試験の後に申請者の大学に来て、当該テストを受験した。その後、これらの22名の生徒がセンター試験の得点通知により、申請者にセンター試験の英語の点数 (筆記及びリスニング)を伝えてくれることになっている。それを受理した後に、当該テストの結果と謝礼を郵送にて支払う予定である。(2016年5月17日現在、既に18名から結果が来ている。)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画そのものは申請書に記載した通りに進んでいる。2015年度は、各高校からどのくらい参加者が集まるのか予測がつかなかったことと、初めての当該テストの運営に不安があったため、2校に絞って募集を行ったところ、予想よりも少ない参加人数であったことが反省点である。そのため「今後の研究の推進方策」に記載した通りの対処を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度の高校3年生の参加者が予想を下回ったため、申請書に記載した通り、申請者の大学の新入生に対して募集を行い、2016年5月に希望者に当該テストを受験してもらった。その結果、キャンセル等を除き42名が参加した。2016年3月のテストと併せて合計64名のデータが集まることになる。 当該テストも2回行い、テストの運営方法やトラブルへの対処方法も十分に理解したので、大人数での実施も可能であると判断した。そこで初年度の反省を踏まえて、2016年度は募集を行う高校を10校に増やす予定である。これにより、各高校から10名の参加であっても、最終的には目標の200名分のデータを集められるという予測を立てている。
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Causes of Carryover |
申請時には、他の英語のテスト (TOEFLやTOEIC)等と同様に、当該テストの受験料の支払いがテスト前だと認識していたが、実際には実の受験者数に合わせて、事後支払いであることが判明した。そのため、2015年度に支払う予定として計上していた受験料が、2016年度に繰り越しになっている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2016年3月の受験料の支払いが前期に行われる予定である。また、参加者数が少なかったために、2016年5月に行われた当該テストの受験料の支払いも、併せて前期に行われる予定である。
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