2017 Fiscal Year Annual Research Report
Forward-thinking English teaching methods and activities to enhance English language teaching at elementary schools
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15K02805
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
植松 茂男 同志社大学, グローバル地域文化学部, 教授 (40288965)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ヒューバート ラッセル 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (90411016)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 発音 / code-switch / 日常会話表現 / 演劇指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度も引き続き大阪府豊中市、市立千成小学校の協力を得て、科研費研究調査を実施した。本年度は研究協力者である荒牧隆教諭のクラスにて原則毎週金曜日に、早期英語の取り組みを実施した。その内容は、昨年に引き続き以下の通りである。本年度の明らかになった事柄も研究実績として併記する。1)英語音素についての発声練習。有声音vowelsと無声音consonantsを中心に。また、それらの組み合わせも。昨年度の指導でほぼ英語母音と子音の違いを習得してくれていると思ったのだが、s,t,h,g等頻度の高い子音でも単体で発音させると、有声音で発音するものが半数以上おり、改めて3年次に教えられたというローマ字表記の音声システムからの脱却が難しいと感じた。2)日本語との違い(ローマ字を使い、有声音・モーラ中心の日本語音素との発音形態sound systemについての違いにも気づかせる。教えたての瞬間の見事な発音code-switchができず、舌や口の形状が日本語のままであり、英語のrelax soundschwaの発音では日本語のrelax soundの「あ」の発音が出てきて、その先のrの発音にまで進まない。3)日常生活で使う便利な表現を聞いてみる。自分で発声してみる。クラスの仲間を相手にランダムにコミュニケーションを取る練習。5W1Hがらみの基本会話は、昨年度毎回の練習により、ほぼ定着している。セットフレーズも習得。4)プロジェクト:演劇形式にして発表。昨年度から依頼をしていた劇作家の平田オリザ氏に来校してもらい、直接演劇指導。台詞作りから(2学期以降)。以下の通り実施し、次年度への展開が開けた。庄内小学校8月28日(木)、千成小学校第1回目10月12日(木)、千成小学校第2回目 12月7日(木)*上記の前後に、担任、教育委員会との打ち合わせ、合計10回。学級訪問・指導2週間に1回、計19回。
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