2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K03283
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Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
平良 好利 獨協大学, 法学部, 特任助手 (40614863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高江洲 昌哉 神奈川大学, 外国語学部, 非常勤講師 (10449366)
川手 摂 公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 研究員 (60559813)
櫻澤 誠 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (90531666)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 琉球政府 / 沖縄政治 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は関係者への聞き取り調査が中心を占めているが、まず平成27年8月には、研究代表者が沖縄に行き、研究協力者(1名)の協力を得ながら、関係者2名(経済関係者)にインタビューを実施した。また同年12月には、研究代表者、研究分担者(3名)、研究協力者(2名)の6名が沖縄に行き、現地の研究協力者(2名)の協力を得ながら、関係者2名(行政関係者)にインタビューを実施した。そしてインタビュー終了後は、参加者全員で研究会を実施し、研究成果の共有に努めた。さらに平成28年2月には、研究代表者、研究分担者(2名)、研究協力者(2名)の5名が沖縄に行き、現地の研究協力者(2名)の協力を得ながら、関係者4名(政治・行政関係者)にインタビューを実施した(内2名は前回に続いて2回目のインタビュー)。インタビュー終了後は前回と同様に参加者全員で研究会を実施し、研究成果の共有に努めた。以上、平成27年度は6名の関係者にインタビューを実施し、その内2名は2回実施することができた。これら関係者へのインタビューを通じて戦後沖縄の政治、行政、経済に関する新証言を得ることができ、文書資料だけでは知ることのできない新知見を得ることができた。 インタビューの記録については、現在テープ起こしを業者に依頼しており、3本は納品済みである。また、本研究プロジェクトが始まる前の平成25年~26年にかけて予備調査として関係者数名にインタビューを実施したが、その内の1名分(3回インタビューを実施)のテープ起こしを終了した。 平成27年度に行なったインタビューの音源データについては、パソコンおよびDVDに保存して、厳重に保管している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では、平成27年度は関係者4名にインタビューを実施する計画だったが、実際には6名の関係者にインタビューを実施することができ、しかもその内の2名には2回インタビューを実施することができた。理由としては、インタビューに応じてくれた関係者が、当初想定していたよりも多くいたことが挙げられる。また、インタビューを実施した関係者より、インタビューの対象になり得る人物の情報提供を受けたことが挙げられる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は4月に研究代表者、研究分担者(2名)、研究協力者(2名)の5名が沖縄に行き、現地の研究協力者(2名)の協力を得ながら、関係者2名にインタビューをすることがすでに計画されている。また、7月~9月にかけて、同様に研究メンバーで沖縄に行き、インタビューおよび研究会を実施する予定。 平成27年度の2度にわたる沖縄調査で調査のスタイルができ、軌道に乗せることができたので、2年目の平成28年度は、前年以上に多くの関係者にインタビューを実施し、その証言記録を残していく予定。
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Causes of Carryover |
研究分担者の1人が急きょ別の仕事が入り、当初予定していた沖縄調査に参加できず、残金が発生した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度に沖縄調査が数回予定されているので、その調査旅費に充てる。
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Research Products
(4 results)