2015 Fiscal Year Research-status Report
ウェストミンスター・モデル諸国と日本における議会慣習の国際比較
Project/Area Number |
15K03304
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
小堀 眞裕 立命館大学, 法学部, 教授 (70253937)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | ウェストミンスター / イギリス / 議会解散 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度の計画では、先行研究を丹念にまとめることが主眼であった。その一部として、翻訳 ウェストミンスター政治の比較研究: レイプハルト理論・新制度論へのオルターナティヴ R.A.W.ローズ (著), ジョン・ワンナ (著), パトリック・ウェラー (著), 小堀眞裕 (翻訳), 加藤雅俊 (翻訳) 法律文化社 1-312頁を出版した。
また、英国においては議会慣習は憲法の一部を構成するが、憲法とはconstitutionという綴りから見ても分かるように、英国国家の構成が憲法である。したがって、英国国家の構成に関する以下の本の章は、本研究の一部として評価できる。小堀眞裕 「英国におけるナショナル・アイデンティティ論」125-144、高橋進・石田徹編「再国民化」に揺らぐヨーロッパ(法律文化社)論文「先進諸国での議会解散の方法と先例」『読売クオータリー』33, 68-79。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
27年度は、イギリスないしはオーストラリアへの調査旅行を予定していたが、学部副学部長としての業務や入試日程との関係で出張時間が取れなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年年度末にオーストラリア国立図書館での調査を予定している。それが実現できるように日程調整するとともに、それまでに必要な研究上調べる文献や史料の絞込みを進めていく。
|
Research Products
(8 results)