2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K03432
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
川畑 康治 神戸大学, その他の研究科, 准教授 (10273806)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 産業構造変化 / パネルデータ / 時系列分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は、「関連統計資料の収集・整備」「先行研究に対するサーベイ」「時系列分析のためのプレテスト」を中心に研究を進めた。 「関連統計資料の収集・整備」については、オンラインサービスの他、各国統計局での買い付け等により、当初予定していた統計資料の大半を収集完了した。また収集された統計データを研究目的に沿った形に加工・整備する点については、マクロデータに関してはほぼ完了しているものの、ミクロおよびセミマクロデータに関して数か国分が現時点で未完了である。この理由としては、各国出版事情によりいくつかの統計資料の刊行が遅れているための未入手、また家計個票等のミクロデータはサンプルサイズが大きいため、その精査に時間がかかっている等が挙げられる。この未完了の部分については、次年度に収集・整備を継続することを予定している。 「先行研究に対するサーベイ」に関しては、これまで申請者が行ってきた先行研究のサーベイを継続・拡充する形で、本研究に必要な文献資料の検索・レビューを行っている。主にオンラインサービスを活用する他、学会の関連するセッションに参加するなどして情報収集を行った。先行研究サーベイに関しては、この分野における日本語の文献案内が皆無のため、次年度に邦文学術誌に投稿予定であり、現在、そのための準備を進めている。 「時系列分析のためのプレテスト」に関しては、既に整備を完了したデータを対象に各変数系列のチェック等、実際の分析に使用する変数の事前精査を行っている。また基礎統計の算出、単位根検定、共和分検定等のプレテストを順次実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
勤務校を取り巻く環境変化により、通常業務として、学生確保、外部資金獲得、学術協定締結等に関する企画・申請・報告の文書作成の他、関連する協議や会議、出張に係る時間が膨大となり、研究時間が圧迫されている。
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Strategy for Future Research Activity |
上述のように、勤務校による業務のため研究予定に遅れがあるが、(科研費)とは別予算での業務遂行支援員および研究支援員の配置が予定されており、現状の問題は次年度以降、若干、軽減されると思われる。 研究面では、前年度の研究結果をまとめて学術雑誌等に投稿することを予定している。
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Causes of Carryover |
外部資金獲得、学生確保、学術協定等に関する企画・申請・報告の文書作成の他、関連する協議や会議、出張に係る時間が膨大となり、研究時間が圧迫されているため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前年度執行予定であった関連図書購入、PC関連備品購入を予定。
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