2017 Fiscal Year Annual Research Report
Microfinance, regional & theoretical empirical research
Project/Area Number |
15K03447
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Research Institution | Sapporo University |
Principal Investigator |
飯田 隆雄 札幌大学, 地域共創学群, 教授 (00193136)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | マイクロファイナンス / 農業の6次産業化 / 地域活性化 / 限界集落 / ワイン法 / コンタミネーション |
Outline of Annual Research Achievements |
Ⅰ.理論モデル上から社会的厚生が最大となる条件を導出する。(1)比較優位の分析(2)供給割り当ての分析(3)過剰参入定理の分析、人口増加や地球環境の変化による穀物の供給上限があるといわれることから、供給側の制約を考慮した理論モデルを構築して、社会的厚生が最大となるような条件、及び、持続可能性が最大となるような条件を導出した。II.時系列分析・インパクト分析・意識構造分析による地域の変化と実態を明らかにする。アンケート調査によって、北海道と全国、もしくは、海外における動態状況を明示した。III.Smart Regulation の財政節約効果と社会的厚生・持続可能性を明らかする。IⅤ.「持続可能で環境に優しい」Smart Regulation 導入の経済学的条件を明らかする。V. Ⅰ~IⅤ.の研究結果から、「地球規模の社会厚生的食料循環は、利害関係者のオープン参加型政府間接統治システムSmart Regulation(SR)と経済効率性が維持できれば、自立的に持続可能である」。という命題を証明した。 VII.その結果(1)昨年度遅れ気味であった、ワイン産業における成果の発表を国際会議EuAWで行った。(2)マイクロファイナンスによる地域活性化政策を北海道のワインと農産加工品(リンゴ)を中心に研究を進めた。(3)農産加工品と養豚生産、及び関連業界への実態調査を実施し、(4)農産加工品分野についての「日本の畜産の将来を考える会」HPで報告する予定である。(5)マイクロファイナンスによる地域活性化政策を北海道の養豚産業を中心に酪農産業と比較しながら研究を進めた。
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Research Products
(2 results)