2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K03481
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
田中 靖人 同志社大学, 経済学部, 教授 (10188344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 敦紘 同志社大学, 経済学部, 助教 (70735323)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 技術革新 / 補助金 / 相対利潤 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.“Subsidy or tax policy for new technology adoption in duopoly with quadratic and linear cost functions”, Economics Bulletin, vol. 35 (2), pp. 1423-1433. (with Masahiko Hattori)(企業が線形または二次関数の費用関数を持つ場合の複占における新技術採用への補助金あるいは課税が必要になる状況について分析した) 2.「寡占における相対利潤最大化企業による戦略変数の選択」,経済研究,一橋大学経済研究所編集,岩波書店発行,vol. 67 (1), pp. 17-25, Jan, 2016. (佐藤敦紘氏と共著)(寡占において企業が相対利潤を最大化する場合の戦略変数の選択について分析した) 3. “Relative profit maximization and the choice of strategic variables in duopoly”, Keio Economic Studies, 慶応義塾経済学会, vol. 51, pp. 39-49. (with Atsuhiro Satoh)(複占において企業が相対利潤を最大化する場合の戦略変数の選択について分析した) また次の論文が受理され公刊予定である。 “Subsidizing new technology adoption in a Stackelberg duopoly: Cases of substitutes and complements”, Italian Economic Journal, Springer. (with Masahiko Hattori)(シュタッケルベルクモデルにおける新技術の採用への補助金・課税について分析した)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
相対利潤最大化の考え方を基礎に,寡占における技術革新とそれをめぐる政策的な問題を研究し,上に記したようにいくつかの研究成果を査読付きの雑誌に発表できている。
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Strategy for Future Research Activity |
寡占における相対利潤最大化およびそれに関連した研究をさらに進め,年間2本以上の査読付き論文を公刊することを目標にする。
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Causes of Carryover |
2015年度に使い切らないといけない学内の研究費の余裕があったこと,予定していたパソコン,モニターの購入を次年度以降に回したこと,学会旅費をあまり使わなかったこと。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
パソコンとプリンタ,モニターなどその周辺機器の購入を予定しているとともに学会に複数回行くつもりである。
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Research Products
(3 results)