2015 Fiscal Year Research-status Report
数値解析的一般均衡分析での少子高齢化社会に於ける女性労働・失業と税・社会保障研究
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15K03525
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Research Institution | International University of Japan |
Principal Investigator |
加藤 竜太 国際大学, その他の研究科, 教授 (60242971)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 育児費用 / 介護保険 / 介護費用 / 子ども手当 / 高齢化 / 女性労働 |
Outline of Annual Research Achievements |
今まで行ってきたいくつかのFORTRANプログラムに基づく研究を拡張している段階である。具体的には男女間の賃金格差の影響もすでに分析の枠組みに取り入れており、そこに育児コストと介護コストを明示的に導入した。特にこれらのコストは金銭的なコストと時間的なコストに分け、同額一般均衡モデルにこれらのコストを明示的に導入することに成功した。具体的にはいくつかの政府データに基づきパラメータ値を特定化することに成功した段階である。限られた財政状況の中でどのような政策が一番効果的かという議論に発展させる段階にある。これまでの一連の数値解析な動学一般均衡シミュレーションモデルによる研究成果はすべて独自のFORTRANプログラム作成によって達成されており、現実社会をシミュレーションモデル内でほとんど100%再現できるベンチマーク・モデルはすでに構築されている。すでに労働も内生化されており、今後は女性労働供給行動をさらに精緻化し、育児行動などに影響を与える様々な政策を導入し、今までの分析を拡張する。具体的にはこれまでの研究実績を「Child Care, Elderly Care, Labor Supply, and Primary Balance in an Aging Japan」(ワーキングペーパー)にまとめている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
育児費用や介護費用を明示的に取り入れることができており、順調に研究が進んでいると考えている。男性、女性労働の違いや正規労働、非正規労働の違いもモデル化できており、このまま予定通り研究を進めていくことにしている。
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Strategy for Future Research Activity |
すでにある程度まとめられたワーキングペーパーをさらに拡張していく予定である。具体的には秋の日本に於ける学会や研究会、11月の台湾に於ける学会、また2017年2月に於ける米国の国際会議で研究成果を発表の予定である。、
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Research Products
(1 results)