2015 Fiscal Year Research-status Report
家族企業の動学的発展過程:日本の長期データを用いた実証分析
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15K03563
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
沈 政郁 京都産業大学, 経済学部, 准教授 (70706499)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Data Cleaning / Data Constrution / Literature Review |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は,研究の初年度であり,主な研究計画は実証分析に必要になるデータを構築することであった。これを達成するために,企業財務データである,日本政策投資銀行のDBJデータベースを購入した。データを購入して,企業の財務データを整理し,特に所有データの整理を行った。今は,所有データの70%ぐらいが整理できている状況である。続いて,役員データを購入した。これで,本研究に必要な主なデータは揃った状態である。 実証研究において,データを構築することと並行してより大事な作業はデータを綺麗に整理することである。通常データには様々な誤りがあるので,それを取り除いて綺麗なデータを作ることは実際の分析よりはるかに重要な作業である。購入したデータは膨大な大きさなので,初年度の研究成果は主にどれだけデータの整理を進めることができたかがカギになる。実際にデータを購入した後,出来る限りデータのクリーニングを施した。全体の完成度からすると,約80%ぐらいが出来あがっている。初年度の研究実績としては上出来であると思う。平成28年度の前半に残りのデータのクリーニングを終わらせれば,本格的な分析に入ることができるので,早めに終わらせたい。 データの整理と合わせて先行研究のサーベイを行った。この分野は比較的に新しい分野なので先行研究の蓄積はそれほど多くはないが,最近注目を集めている分野なので研究の蓄積が早いスピードで進んでいる。遅れを取らずに,もっと積極的に攻めないといけないと感じられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要にも記載した通り,平成27年度の主な研究目的は,先行研究の整理とデータベースの構築及びクリーニングであった。先行研究のサーベイを通して,この研究が今,どのようなポジションにいるのかが確認でき,データベースの構築は80%ぐらい完成している。当初の予定通りだと思う。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度の主な目標は,メインな結果を出すことと,First Draftレベルで論文を書くことである。夏までにデータのクリーニングを終わらせ,夏休みに本格的な分析を進め,秋にFirst Draftを書く予定である。
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Causes of Carryover |
平成27年度は主にデータを構築するのに支出をおこなった。しかし,データは実際に分析してみて初めて足りないという状況が生じうる。そのために次年度に繰り越しをして,対応を図っている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品費として足りないデータを購入し,補う予定である
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Research Products
(1 results)