2018 Fiscal Year Research-status Report
カンタベリー大権裁判所の検認遺産目録の活字化と体系的研究
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15K03595
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
岡部 芳彦 神戸学院大学, 経済学部, 教授 (80551366)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | イギリス国立公文書館 / 検認遺産目録 / ブリストル / 消費経済 / 消費社会 / 公文書管理 / イギリス |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、8月3日から24日まで史料調査を行うことが出来た。主な史料収集先は科研費応募時に記載し、昨年度と同様のイギリス国立公文書館 (The National Archives)である。連日、そこで、カンタベリー大権裁判所に残るブリストル地域に関係する検認遺産目録の史料原本を請求し、デジタルカメラで撮影を行った。PROB 31, 32シリーズからイギリス検認遺産目録の選び出し、同シリーズすべての史料の撮影が完了した。 また、それらを活字化(transcription)することも順調で、昨年度には2本の論文をまとめることができた。それらは『神戸学院大学経済学』第50巻第1・2号ならびに4号で70頁を超える論稿として発表した。 本年度から論文は英語での発表に切り替えてた。日本国内の研究者だけを対象とするのではあく、全世界の研究者や関心の高い人々に対して、書き起こした史料を公開し、研究成果を共有するためである。 研究制度を高め、深く分析するために、もう一年科研期間の延長を申請した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度に続き順調に研究計画を遂行できた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度は、研究の延長期間となるため、収集した史料の分析を進め、さらに精度をあげ、研究論文として発表したい。なお、引き続き英語論文とするつもりである。
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Causes of Carryover |
研究の取りまとめと精度を高めるため、研究期間を延長したため。
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