2017 Fiscal Year Annual Research Report
A study on the influence of provision of learning opportunities for professional non-regular employees on job motivation
Project/Area Number |
15K03637
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Research Institution | Nakamura Gakuen College |
Principal Investigator |
前田 卓雄 中村学園大学, 流通科学部, 教授 (80719245)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 専門職 / 非正社員 / 格差 / 学習機会の提供 / 職務意欲 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究最終年度は、インターネット調査を利用して370名の医療・福祉・保健分野の専門職非正社員にアンケート調査を実施し、得られたデータの定量分析を行った。その結果、企業側から提供される学習機会は、「組織コミットメント」や「キャリア・コミットメント」を高め、その結果、「職務意欲」を高めることが明らかになった。また、提供された学習機会によって、スキルや能力向上の「変化への肯定的認知」が行われ、提供された「学習機会の満足度」が高いと「職務意欲」も高まることが確認できた。中でも、「キャリア・コミットメント」とスキルや能力の「変化への肯定的認知」が「職務意欲」に強い影響を及ぼしていることが明らかになった。中でも、「キャリア・コミットメント」とスキルや能力の「変化への肯定的認知」が「職務意欲」に強い影響を及ぼしていることが明らかになった。本研究の結果からは、専門職においては、企業側からの「学習機会の提供」において雇用区分における格差を設けるべきではないという結論を導き出すことができた。この研究結果は、台湾で開催された「106国際異文化ビジネス発展シンポジウム」(玄奘大学2017年12月8日)と「2017年度日本言語文藝研究国際学術シンポジウム」(長榮大学2017年12月9日)の2つの国際学会で報告を行った。 また、論文として「学習機会の提供が専門職非正社員の職務意欲に及ぼす影響に関する研究:医療・福祉・保健分野における専門職非正社員を中心に(中文論文題目 有關學習機會的提供對專門性職業非正式員工的職務意欲之影響:以醫療、福祉、保健領域的專門性職業非正式員工為中心)を日本言語文藝研究学会に投稿を行っており、現在査読中である。
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