2016 Fiscal Year Research-status Report
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15K03651
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
鳥羽 達郎 富山大学, 経済学部, 教授 (40411467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 保幸 関西大学, 経済学部, 教授 (20268288)
金 き 東京国際大学, 商学部, 教授 (60255023)
白 貞壬 流通科学大学, 商学部, 准教授 (60400074)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 小売企業の国際展開 / 多国籍小売企業 / 創造的適応 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、「収集した情報の整理」と「実態調査の実施」を課題に掲げてきた。前年度(平成27年度)に収集した先行研究の整理、企業から収集した公開資料の分析、そして企業に対するヒアリング調査の結果を踏まえて、分析枠組みの精緻化と事例研究の執筆に取り組んできた。さらには、その成果の学会発表にも積極的に挑戦してきた。その結果、査読付きの学会誌に掲載、査読付きの学会誌に掲載決定(平成29年度に発刊・現在印刷中)、そして著書の分担執筆を実現することができた。平成28年度は、極めて順調に研究活動を進めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成28年度の研究課題には、「収集した情報の整理」と「実態調査の実施」を掲げてきた。前者については、順調に取り組むことができた。また、現在も継続して取り組んでいる。後者については、実態調査の実施に留まらずに事例研究を執筆してきた。そして、その成果を学会で発表すると同時に、査読付きの学会誌に投稿してきた。その結果、それらが学会誌に掲載され、一定の成果をあげることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年に該当とする平成29年度の研究課題には、「調査結果の検討」と「研究成果の総括と発表」を掲げる。最初に、前年度に引き続き実態調査に取り組むことによって、事例研究の充実化と深化を図る。次いで,初年度(平成27年度)から実施してきた研究成果の包括的な検討に取り掛かる。すなわち、研究活動の成果を総括する段階として位置づける。具体的には、これまで解明してきたことを確認すると同時に、残された課題を明確にすることで研究成果の精緻化を図る。
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Causes of Carryover |
この度生じた次年度使用額は、研究分担者である関西大学経済学部の佐々木保幸氏(研究者番号:20268288)に配分した予算が使用されずに計上されたものである。勤務校における職務の事情などに伴い、当初計画していた研究活動に参加することが困難であったことが主たる理由である。しかし佐々木保幸氏は、研究成果の一部を日本商業施設学会第51回全国大会と日本流通学会第30回全国大会で報告するなど、一定の貢献をして頂いた。また、資料収集について力になって頂いた。平成29年度は、当初の計画通りに研究活動に参加して頂く。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の使用計画については、当初に配分した研究分担者である佐々木保幸氏に使用して頂く。具体的には、国内外における調査活動(分析対象企業に対する聞き取り調査)や研究成果の学会発表に要する旅費として使用する計画である。
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