2017 Fiscal Year Annual Research Report
A Reserch of Diversified Regular Employees Based on Ethics of Care
Project/Area Number |
15K03681
|
Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
谷 俊子 関東学院大学, 経済経営研究所, 研究員 (50592862)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 経営倫理 / 雇用 / ワークライフバランス / 子育て支援 / ダイバーシティ / ケアの倫理 / 働き方改革 / ケアリング |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度は具体的に以下の研究活動を行った。(1)学会・大学での研究発表①関東学院大学経営学部研究会「ワーク・ライフ・バランスとケアの倫理―イクボスの研究」②応用倫理学研究会(熊本大学)「Bertrand. A. W. Russell “In Praise of Idleness”における倫理観と、働き方改革における倫理観との相関について」③人材育成学会年次大会「大学生に教える「働き方改革」―経営倫理授業の実践」④ケアの倫理研究会(京都大学)「ケアの倫理の理論的変遷、特にジェンダー課題について」⑤応用倫理学研究会(熊本大学)「ケアの倫理に基づいた働き方改革と多様な働き方」(2)大学生対象授業・講演①東海大学において「技術者倫理」を講演。②大阪経済大学「応用倫理学」授業、ゼミで「多様な働き方とケアの倫理」を講演。③下記出版著書を関東学院「経営倫理」授業で使用し、多様な働き方の先進事例を若年層に伝える(2018年4月~7月予定)(3)著書出版①『働き方改革と多様な働き方―キャリアの変化は楽しい』静岡出版社 3年間を通じ、研究計画通り以下の研究活動を行ってきた。1.インタビュー調査し、分析し、学会及び企業人事担当者へ発表・公表した。2.研究経過で得られた知見を、大学・高校・一般市民等へ伝えた。3.倫理学・社会学・ジェンダー等、異分野の研究者と協働で研究会を行い、分析を行った。4.「多様な正社員」普及・拡大のための有識者懇談会等、国内の動向の把握、国内の関連文献の調査を行った。4.インタビュー調査したものを分析し、3年間の研究全体の総括をし、また3年間に執筆した論文を冊子にまとめた。5.雇用の多様性とケアにかんする論考を大学学生に伝え、従業員の人権についての意識の啓発を行った。6.倫理学等の研究者と協働で研究会を行い、新たな方向性や社会のニーズを発掘した。
|
Research Products
(2 results)