2017 Fiscal Year Annual Research Report
Profitability from R&D process in an electronics industry
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15K03692
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
長内 厚 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (70452505)
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Project Period (FY) |
2015-10-21 – 2018-03-31
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Keywords | 技術経営 / 研究開発 / 経営戦略 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度より引き続きハーバード大学graduate school of arts and sciencesに客員研究員として着任し、同学ビジネススクールのステファン・トムケ教授との共同研究を開始した。この共同研究では、日本のエレクトロニクスメーカーの凋落とその後のリカバリーについて定性的調査を行うことを目的として、日本及び米国の企業訪問調査の他、関連する文献サーベイなどを実施した。この成果は、ビジネスケース論文としてハーバードビジネススクールのビジネスケースライブラリーに収録される予定である。 また、上記研究と関連して、昨年度に引き続き、本年度7~9月には、本邦製造業の国際競争力について調査を実施、在米複数の日本企業現地法人でのインタビュー調査を実施した。更に本年度後半には、台湾で企業や政府機関に対して訪問調査を実施した。これらの調査結果は今後整理をして、来年度以降、学会での研究報告や論文の執筆につなげていく予定である。 更に、9~3月は京都大学椙山泰生と共同研究を実施し、製品価値と企業の研究開発組織、研究開発組織の企業の枠を越えたネットワーク、という二つの観点から議論を進め、研究会の開催を行った。製品価値に関する研究については、本年度(2018年3月)論文1本を学内紀要に投稿した。 昨年度より開始したデザイン研究については、他の研究との兼ね合いで進捗が遅れ気味であるが、一部成果として、追手門学院大学の神吉准教授との共著論文を2018年度3月に学内紀要に投稿した。
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