2021 Fiscal Year Research-status Report
日本企業のグローバル人材に関する経時的研究:海外戦略と人的資源管理施策の視点から
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15K03697
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
中村 志保 立命館大学, 経営学部, 准教授 (20389191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 直紀 法政大学, 経営学部, 教授 (50448817)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 人材の現地化 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本企業の海外子会社の人材配置について、子会社単位で分析を行った。その結果、多国籍企業は、EUやASEANなどの地域内の子会社間の協業を行い、地域戦略を遂行している。そのため、一つの海外子会社の人材配置は、他の地域内子会社の人材配置に影響されると考えられる。このような見方をもとに、地域内子会社の人材配置の決定要因や、地域内人材配置と多国籍企業の地域業績の関係に関する予備的な分析や検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍において(緊急事態宣言など)、研究会や企業インタビューが時折、延期になったものの、現在では、zoomなどを通じて定期的に研究会を行っており、研究の枠組みや分析結果についての情報を共有しながら、研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は最終年度となる。これまでの分析結果を、学会で報告し、論文にまとめる。これを中心にしながらも、一方で、引き続き、文献研究を行いながら、研究枠組みの見直しを行う。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で、大阪と東京に在住する研究代表者と研究分担者が直接対面で研究会を行うことができなかった。また、国内外の学会は主にzoom開催となったものが多かった。そのため、次年度使用額が生じた。 次年度使用額の使用計画としては、文献の購入、企業インタビューの実施、統計ソフトの購入に使用する予定である。
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