2015 Fiscal Year Research-status Report
日本の家庭用テレビゲーム業界におけるマーケティング戦略と企業間関係に関する研究
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15K03725
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
大北 健一 香川大学, 地域マネジメント研究科, 准教授 (60367513)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 家庭用テレビゲーム / マーケティング戦略 / 企業間関係 / プラットフォーム / コーペティション / 広告 / アントレプレナーシップ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究成果は,次の3点である. (1)まず,プラットフォームの競争優位性をめぐるマクロ・ネットワーク特性やプラットフォーム(ゲーム機)特性,ソフトウェア開発者特性などに着目した日本の家庭用テレビゲーム業界におけるソフトメーカーによるプラットフォーム選択という意思決定行動に関する最終的な研究成果については,海外の専門誌(Journal of the Japanese and International Economies, Elsevier)にアクセプト・公刊された. (2)次に,競争と協調のコーペティション戦略などに着目した日本の家庭用テレビゲーム市場における企業間関係と広告戦略の大きな転換に関する最終的な研究成果については,海外の専門誌(World Review of Entrepreneurship, Management and Sustainable Development, Inderscience)にアクセプトされた. (3)さらに,これまでの伝統的なアジアのアントレプレナーシップ研究をもとにした補完製品企業の企業間関係に関する研究成果については,論文としてとりまとめたもとで,海外の学会(Administrative Sciences Association of Canada (ASAC))に投稿し,Business History Divisionの6人のレビュアーからのコメントを得るとともにアクセプトされたが,研究報告のための渡航を断念した.ただし,そこでの有益なコメントをもとに,さらなる改訂を行い,改めて海外の学会あるいは海外の専門誌に論文を投稿したい.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2つの研究成果がそれぞれ海外の専門誌にアクセプトされるとともに,もう1つの研究成果については論文としてとりまとめ,海外の学会に投稿し,アクセプトされたため.ただし,研究報告のための渡航について今回は断念した.
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの伝統的なアジアのアントレプレナーシップ研究をもとにした補完製品企業の企業間関係に関する研究成果について,さらなる改訂を行い,改めて海外の学会あるいは海外の専門誌に論文を投稿したい.
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Causes of Carryover |
研究の進捗に応じて,少額の文献調査のための出張経費を次年度に持ち越したため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度早々に,文献調査のための出張経費として使用する.
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Research Products
(4 results)