2016 Fiscal Year Research-status Report
コーポレート・ガバナンスにおける内部監査機能に関する実証的研究
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15K03783
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
矢澤 憲一 青山学院大学, 経営学部, 教授 (70406817)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 内部監査 / 外部監査 / コーポレート・ガバナンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、わが国コーポレート・ガバナンスにおける内部監査の機能を理論的および実証的に明らかにすることである。内部監査はコーポレート・ガバナンスの4つの主体の一つであるにもかかわらず、これまでアーカイバルデータを用いた実証研究はほとんど蓄積されておらず、コーポレート・ガバナンス研究におけるMissing Pieceであった。本研究の応募者は、これまでコーポレート・ガバナンスにおける外部監査の機能を研究してきた。これらの研究から得られた知見をベースに、本研究では日本内部監査協会の協力を得て『監査総合実態調査』データを用いて、コーポレート・ガバナンスにおける内部監査機能を理論的、実証的に明らかにしたい。本研究の成果は、国内外の研究、制度、実務に有意義な知見を提供するものである。研究成果は、英語および日本語にて論文として執筆し、国内外の専門ジャーナルに投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的はわが国コーポレート・ガバナンスにおける内部監査の機能を理論的、実証的に明らかにすることである。当該目的達成のため、関連する文献調査、実務家等へのヒアリング、監査総合実態調査データの精査を実施した。これらの作業に基づき、仮説の構築、検証モデルの設定、データ整備、検証を実施し、その結果をワーキング・ペーパーとしてまとめた。当該年度は、主として国際学会にて研究発表を行い、内容の改善に向けた作業を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度である29年度は引き続き国際学会等での研究発表を行い、並行して、英文査読付きジャーナルへの投稿を実施する。また、日本国内への成果の還元のために、いくつかの論点をローカライズした日本語論文も執筆、日本語のジャーナルへの投稿も実施することを検討する。
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Research Products
(6 results)