2015 Fiscal Year Research-status Report
CSR活動への継続的投資を促進する管理会計システムの導入研究:銀行業を中心に
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15K03807
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Research Institution | Kyushu Kyoritsu University |
Principal Investigator |
八島 雄士 九州共立大学, 経済学部, 教授 (00320127)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河路 武志 成蹊大学, 経済学部, 教授 (50257193)
権 純珍 日本経済大学, 経済学部, 教授 (90320077)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 管理会計システム / 銀行業 / CSR活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
第一に,銀行業CSR活動の現状分析に関する情報収集及び情報共有を目的として,7月1日~4日に東京で聞き取り調査(金融庁,全国銀行協会)及び研究会(成蹊大学,研究進捗状況の確認、アンケート実施内容を取りまとめ等)を実施した。 第二に,事例研究の情報収集及び情報共有を目的として,9月23日~27日に宮城・岩手・福島で次の調査・研究会を行った。①日本金融学会復興関連セクションの聴講による情報収集,②CSR活動関与先の現地視察(岩手県滝沢市メガソーラー施設,仙台市荒浜地区植樹先,岩沼市千年希望の丘),③行政への現状聞き取り調査(南相馬市,避難指示解除準備区域にメガソーラーを建設する事業について),④韓国での調査およびアンケート実施に向けて情報共有及び具体的な実施のための研究会。 第三に,2016年1月3日~7日に韓国の主要銀行3行及び関連省庁で聞き取り調査等を実施した。①情報共有・実施計画に関する研究会(スケジュール確認,調査内容及びアンケート調査の議論),②事例研究の情報収集・聞き取り調査(釜山銀行本店及び蔚山支店,ハナ銀行本店,ウリ銀行本店),③韓国における銀行業CSR活動等の現状分析の聞き取り調査(金融監督院財務調整官,韓国金融研究院担当官), 第四に,本研究の研究フレームワークについて,「CSR活動をめぐる管理会計システム現状分析-研究フレームワーク 構築―」(『成蹊大学 経済学部紀要』46(1):93-108)を 2015年7月に成蹊大学経済学会から公表した。 以上の研究成果として,研究フレームワークを公表できたので,代表者及び分担者のなかで研究基盤が出来上がった。また,そのフレームワークを基礎に,具体的な事例及び銀行業CSR活動の現状を日本及び韓国において知ることができ,適用可能性の議論が実施できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究フレームワークを公表し,事例研究及び銀行業CSR活動の現状について3回の調査や研究会を実施できたので,その得られた情報共有や議論を考えると,1年目としては,おおむね順調に進んだと思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究フレームワークを一般化するためには,アンケート実施による客観的な分析が必要と考えている。1年かけて議論してきたので,2年目で実施する予定である。また,3年目に予定している国際学会での研究報告及び新たな申請に向けて,研究ネットワークを広げること,新たな課題を設定することを予定している。
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Causes of Carryover |
年度末に韓国にてアンケート調査の実施協力等のために,聞き取り調査を予定していたが,組織再編など,先方の状況を考慮して,次年度に持ち越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
韓国でのアンケート調査実施及び今後の研究ネットワーク構築を目的として,韓国での聞き取り調査を予定している。
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