2016 Fiscal Year Research-status Report
リジリエンス思考による精神障害者生活支援モデルの開発的研究―国際連携研究を基に―
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15K03941
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Research Institution | Hokusei Gakuen University |
Principal Investigator |
中村 和彦 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (20330673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 薊二 関東学院大学, 文学部, 教授 (50133575)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | リジリエンス思考 / ソーシャルワーク実践理論 / 精神障害者 / 精神保健ソーシャルワーク / 地域生活支援 / 実践モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
研究推進2年目にあたる平成28年度において、研究代表者には、カナダ国ノヴァスコシア州ハリファックス市にあるダルハウジー大学ソーシャルワーク学部において在外研究をおこなう機会が与えられた。当該研究の海外共同研究者であるマイケル・ウンガー博士は、ダルハウジー大学ソーシャルワーク学部の教授であり、同学部附属のリジリエンス研究センター(RRC)の責任者であったため、密接に連携を取りながら、ウンガー博士の助言と指導の下、研究を推進することができた。加えて、研究分担者の秋山・関東学院大学教授が2016年9月にRRCを訪問し、研究の具体的展開にまつわる協議を実施することができたことも成果であった。 具体的には、上述したように研究代表者が在外研究期間であったため、当初計画にあった精神障害当事者へのインタビューを実施することはできなかったが、海外共同研究者とのディスカッション等を通じて、精神保健ソーシャルワーク、精神障害者の地域生活支援へのリジリエンス思考の具体的展開について、そのアイディアや方法・手法について深化させることが可能となった。加えて、最終年度の平成30年度の夏に、研究代表者、研究分担者、海外共同研究者共同による本研究成果を理論及び方法の観点からまとめた著作の公刊及び、最終年度の秋には、海外共同研究者のマイケル・ウンガー博士を招聘し、研究成果を公表し、臨床現場での適応可能性の検討を主目的とした公開シンポジウムを北海道札幌市において開催する旨の具体的計画を立案することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
リジリエンス思考に基づく精神障害者の地域生活支援の実践モデルの構築に向けて、理論的検討の整理を行うことができ、かつ、当該研究のまとめに係る方法等を具体的に計画できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究3年目の平成29年度においては、臨床現場でのヒアリング等を通じつつ、リジリエンス思考に基づく精神障害者の地域生活支援の実践モデルの具体的内容を検討するとともに、最終年度に公刊予定の本研究の成果を理論及び方法の観点からまとめた書物の執筆、及び、公開シンポジウムの具体的計画等を進める。その際、本研究の一大目標が、実践モデルの構築とそのリン粗油現場における適応可能性の検討にあるため、出版、シンポジウム双方とも、臨床現場の精神保健ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)の参画・参加を意図的に考えることとしたい。
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Causes of Carryover |
最大の理由は、研究代表者が平成28年度、在外研究期間であったため、当初計画にあった日本国内におけるヒアリング、インタビュー等が実施できなかったためであり、平成29年度における実施を計画したところである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究計画3年目、平成29年度において、前年度において実施することができなったインタビュー及び、ヒアリング調査を計画に基づき遂行することにしたい。
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Research Products
(3 results)