2017 Fiscal Year Research-status Report
障害のある子どもを持った家族の日米比較:エコ・カルチャー理論を用いた家族評価
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15K03954
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 圭子 東京大学, 国際本部, 特任講師 (60534435)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | エコカルチャー理論 / 発達障害 / 家族 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度、ロサンゼルス地区(南カリフォルニア地域)、及びサンフランシスコ・東ベイエリア地区(北カリフォルニア地域)での活動を研究計画通りに行った。 ロサンゼルス地区(南カリフォルニア地域): (1)UCLA Neuropsychiatric Institute Behavioral Scienceにて、Tomas Weisner博士、仁平和夫博士との研究打ち合わせを行った。以前、UCLAで行ったUCLA Asian American Family Project及び, Family Project for Developmental Disability Childrenの家族データを基に、縦断研究としてはどうかとの申し出がWeisener博士からあった。(2)今回目標であった、UCLAのタブレット端末でのデータ収集方法についてであるが、UCLAで現在はライセンスシステムを導入し、独立したビジネスとして有料で運用するようになったとの説明があった。今回の研究予算を大きく超えているため、この件については継続審議となった。(3)インタビュー調査の被験者リクルートを行った。ロサンゼルス地区では、予定通り、現地親の会の責任者と面会し、リクルート協力を快諾していただいた。近隣の小学校PTAに、比較群のリクルートをお願いする運びとなった。 サンフランシスコ・東部ベイエリア地区(北カリフォルニア地域): 現地の障害者支援施設、Asian American Community Centerの障害者家族担当者、現地臨床心理士、Reiko True博士(サンフランシスコ州立大学)と面会し、リクルート、及びインタビュー調査のスケジュール調整を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度の研究進捗状況は概ね順調であった。しかし、昨年度の遅れ(1年に2度の骨折のため研究活動が2度に渡り中断した)を全ては取り戻すことはできなかったため、多少の遅れがある。次年度に取り戻せる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、研究計画に沿ってデータ収集及び分析、学会・論文等での中間発表を行っていく。
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Causes of Carryover |
(理由)海外データ収集が完了できなかった。リクルートは終了したので、当初の研究計画通り、データ収集を継続するため、次年度使用額が生じた。 (使用計画)旅費、謝金、学会参加費として使用予定
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