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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Youth Active Inclusion as 'active participation'

Research Project

Project/Area Number 15K03990
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

大村 和正  立命館大学, 産業社会学部, 非常勤講師 (30571393)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 天野 敏昭  神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (40736203)
居神 浩  神戸国際大学, 経済学部, 教授 (70289057)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywordsアクティブ・インクルージョン / 若者支援 / 社会的包摂 / 「能動的参加」 / 若者の就労支援 / 当事者の主体性 / 教育と労働 / 移行期
Outline of Annual Research Achievements

本研究プロジェクトは、「『能動的参加』としてのアクティブ・インクルージョン」をキーワードに2015年以降、本年までの3年間、若者支援の現場を調査してきた。最終年度の本年も以下の調査を実施した。若者支援のNPOであるスマイルスタイルと日本センチュリー交響楽団とが連携して音楽創作活動を通じて若者支援を行う「The Work」(4月25日~8月28日まで)の活動を観察。地域の若者の就労支援事業に関して行政から委託を受けた民間団体が運営している、こうべ若者サポートステーション(5月19日)、北河内地域若者サポートステーション(5月27日)、大阪市若者サポートステーション(6月2日)を訪問して、インタビュー調査を実施した。不登校状態の青少年の教育活動に取り組む、京都府認定フリースクール「学びの森」が主催する若者支援に関して、当事者である青少年や保護者、支援者や研究者などが参加する「南丹ラウンドテーブル2017:ユースワークをめぐって」や「京都ユースフォーラム2018:私の学び、みんなの学び」に参加して観察を行った。
それぞれの活動はそれぞれの特色が認められるが、以下のような共通する要素も認められるように思われる。就労支援にせよ、不登校状態にある者への教育にせよ、既存の価値に基づく一律的な訓練や指導ではなく、当事者の主体性や当事者自身の変容を促すような取り組みが重要であること。その際、さまざまな立場の大人の支援のみでなく、「仲間」である当事者間相互の関わり合いが、当事者の成長や変容に効果的であることである。以上なような民間団体の取り組みや行政と連携した民間団体の若者の支援事業は、狭義の就労支援とは異なる、新しい社会的包摂の試みであり、その可能性や課題を示しているように思われる。
これらの研究活動の成果として、本科研の調査の記録書を作成した。

Remarks

「『能動的参加』参加としてのアクティブ・インクルージョンー新しい若者の社会的包摂の可能性」について記録書(科学研究費補助2015~2017年度(平成27~29年度)、基盤研究C、課題番号15K03990)、を自主作成・印刷。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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